体操競技の選手に多いスポーツ傷害

こんにちは!

今日は体操競技の選手に多いスポーツ傷害について書いていきます。

 

体操競技は男子では6種目(ゆか・あん馬・吊り輪・跳馬・平行棒・鉄棒)、女子では4種目(ゆか・平均台・跳馬・段違い平行棒)あり、それぞれの種目特性があります。空中で持続的に演技を行うあん馬、吊り輪、鉄棒、平行棒は上肢に荷重関節と同じ程度の負荷がかかります。またすべての種目において跳躍・着地時に下肢と体幹に大きな負担がかかります。   四肢すべての関節において安定性と柔軟性が要求されるスポーツであり、体操競技特有の傷害もみられます。   

以下に、体操競技でよく見られる傷害について説明していきます。                             

 

 

★半月板損傷

 

半月板は膝関節内にある組織で、大腿骨と脛骨(けいこつ:すねの骨)の安定性を与え、膝関節にかかる体重負荷を吸収分散するクッションの働きをします。半月板が損傷されると円滑な膝の動きが妨げられます。          

半月板損傷の特有の症状として、膝のロッキング(引っかかり現象:円滑な膝の動きが損なわれた状態)があらわれます。完全伸展あるいは屈曲(膝の曲げ伸ばし)ができず、激しい痛みが伴い、弾発音(クリック)とともに動きが回復する場合はその典型的なものです。サッカー、バスケットボール、バレーボール、テニス、野球などの受傷が多くみられます。          

損傷部位によってはギプスや縫合手術で治ることもありますが、それ以外では半月板の切除手術が必要となります。                                           

 

★前十字靭帯損傷                                                                    

 

  前十字靭帯は膝内部にある靭帯で、主に脛骨(けいこつ)が内旋(ないせん:内側ひねり)しながら前方にいきすぎないように抑制する働きがあります。この靭帯が断裂、損傷すると脛骨は前内方へ亜脱臼し、膝関節の安定性は損なわれることになります。         

 サッカー、バレーボール、バスケットボール、スキー、野球などで受傷することが多く、受傷時には靭帯の切れる鈍い音を感じることがあります。その後数時間すると膝関節が腫れ、膝の中に血がたまることもあります。                                                           

 膝関節の外傷の場合は前十字靭帯損傷を念頭に置いた上で、すみやかにRICE処置を行い、医療機関で診察を受けるようにします。ケガの急性期(受傷から48時間以内)を過ぎてスポーツ活動に復帰すると、膝くずれを起こし、二次的に半月板や軟骨に損傷が及ぶことがあります。受傷後もスポーツ活動を続けたい場合は、前十字靭帯の再建手術(靭帯を作り直す手術)が必要になることが多いようです。        

  再建手術には膝蓋骨についている膝蓋靭帯を使用する方法(BTB法)とハムストリングス(ふとももの裏の筋肉)の半腱様筋(はんけんようきん)を使用する方法(ST法)、人工靭帯を使用する方法などがあり、それぞれに長所と短所がありますので医師と相談の上手術法を選択することになります。

手術後は再建した靭帯が緩まないように最善の注意を払いながらリハビリを行い、個人差はありますが約半年から8ヶ月程度で競技復帰することが可能となります。

 

★三角繊維軟骨複合体(TFCC)損傷

 

三角線維軟骨複合体(TFCC)は、手関節の外側(小指側)の関節の靭帯や関節円板(クッション)などを総称した名称です。        この部位は転倒したときに手をついて損傷する外傷と、加齢に伴う使い傷みによって損傷することがあります。またグリップ動作で手関節を頻繁に使用することによる使いすぎでの損傷もあります。

手関節の腕の骨は親指側の橈骨(とうこつ)と小指側の尺骨(しゃっこつ)の2本がありますが、尺骨が橈骨より長い(小指側の腕の骨の方が長い)場合、TFCCを損傷しやすくなります。        

外傷による軽度のTFCC損傷の場合は、しばらく安静をとり場合によってはギプス固定で経過観察する場合があります。しかし症状が慢性になった場合は関節造影剤などを注入して、関節鏡による手術が行われることもあります。小指側に手首を捻ると痛みが出る場合、痛みが継続する場合は早めに医療機関で診察を受けるようにしましょう。                                              

 

 マレットフィンガー  

 

  マレットフィンガーとは指の先端に伸びている腱が完全に離れている状態のことを言います。槌指(つちゆび)とも呼ばれ、長指伸筋(ちょうししんきん)腱の断裂のことをさします。

このような状態にあると指の先端部の関節の痛みがあり、指をまっすぐに伸ばすことが出来ず、常に受傷した指は曲がった状態です。特にバレーボール、バスケットボール、野球などボールが指先に当たるようなスポーツに多く見られます。     

受傷直後はRICE処置を行い、医療機関で診察を受けるようにします。そのまま放置しておくと半永久的な機能障害や痛み、変形などが残る可能性が高く、後に関節炎を引き起こすこともあります。        

痛みや可動範囲の制限が重度であれば、指を固定しておきます。痛みが軽減してきたら可動域回復のためのリハビリテーションを行います。再受傷を避けるために痛みがある限りは隣の指と一緒にテープで固定する必要があるでしょう。

 

★舟状骨骨折

 

手関節の内側(母指側)にある舟状骨(しゅうじょうこつ)は腕を伸ばした状態で転倒したした場合などに見られます。舟状骨と隣接する橈骨(とうこつ:肘から手首にかけての骨、母指側)とが激しくぶつかることにより、舟状骨が二つに骨折してしまうのです。特に手の甲側を強制的に伸ばされた状態で起こります。転倒したときの他にコンタクト(衝突を伴う)スポーツや手をよく使う体操競技にもみられます。        

手関節の母指側(解剖学的スナッフボックス)に痛みや圧痛があり、手関節の可動域制限がみられ、握力の低下や手関節の母指側に腫れがみられます。このような症状があればすぐに手関節と前腕部分を固定して医師の診察を受けるようにしましょう。       

転位のない舟状骨骨折で3ヵ月、転位がある場合はもう少し時間がかかります。舟状骨は有鉤骨同様、血流の乏しい部位であり、早期診断、治療しなければ骨折した舟状骨の外側は壊死してしまうこともあります。

筋力と可動域が健側(ケガをしていない側)の手関節と同じになるまでは、スポーツをする際にはしっかりとした固定器具などを装着することが望ましいです。                                                    

 

 ★手根管(しゅこんかん)症候群                               

 手関節部にある手根管(しゅこんかん)とは、手関節掌側にある手根骨と横手根靭帯とからなるトンネルのことをさし、手関節の使いすぎによってこの手根管が圧迫され、そこを通る正中神経を圧迫する障害です。                                             最もよくみられる症状は母指、示指、中指、薬指の半分(母指側)のしびれ感やうずくような痛みです。

正中神経と尺骨神経支配がこの部分でわかれているため、しびれ感の領域がはっきりしない場合は、手根管ではないもっと上肢における神経障害を疑う必要があります。手根管症候群の場合、夜中に痛みが出るのもその特徴の一つです。                                      

痛みがある場合はRICE処置を行い、原因となる手関節運動をしばらく中止して、痛みの軽減をはかります。また医療機関で診察を受け、神経障害緩和に効果があるとされるビタミンB12などを処方してもらうこともあります。       

 しばらく様子をみていても症状が軽減しないようであれば、手根管開放術などの手術を行う場合もあります。

 

★肘関節脱臼

 

コンタクトスポーツや転倒の可能性のあるスポーツによく見られ、過度に肘関節を伸ばした際に強い圧迫力が加わると肘関節が脱臼することがあります。肘の脱臼の場合は前腕や手の骨折を伴うこともあり、その点に留意することが必要です。          肘関節脱臼が起こると、関節の変形、強い痛みや腫れや動きの制限などが見られます。

このような状態が見られるときは、ただちに医療機関に搬送して整復処置を受ける必要があります。それまでは肘を体幹に動かないように固定し、患部を約20分ほどアイシングをするようにします。

肘の靭帯損傷の程度によって手術をする必要があります。          

たいていは安静と保護のため脱臼した肘を三角巾かスプリントで固定します。

脱臼した骨が容易に外れないようであれば、可動域改善のためのリハビリテーションを行い、その後筋力トレーニングへと移行していきます。この際は必ず専門家の指導のもと行うようにしましょう。                                               

 

★尺骨神経炎                                             

 

肘の後ろ側から小指にかけて通っている尺骨神経(しゃっこつしんけい)が肘の繰り返しの動作によって引き伸ばされ炎症をおこすことがあります。投球動作やラケット、ゴルフクラブなどを持って反復動作を行う人に多く見られます。          

はじめは激しい運動の後に肘の内側に違和感を覚えたり、痛みが起こったりします。

そのまま放置しておくと痛みは強くなり、前腕から薬指、小指にかけてしびれが起こったり握力の低下が見られたりします。尺骨神経炎が慢性化してくると神経機能が停止し、前腕、手関節、手の多くの機能に障害をもたらします。          

早期に発見した場合はただちに運動を休み、安静を取るようにします。2週間以上安静をとっても症状が軽減しない場合は、尺骨神経が神経溝からはずれている(脱臼)ことが考えられます。

この場合は手術によって元の位置に戻すことが必要となります。

 

以上が体操競技において頻繁に起こるスポーツ傷害です。

治療せずに放置すれば、選手生命に関わる恐れもありますので、もしご自身に当てはまるような症状がありましたら、できるだけ早めの治療をお願いいたします。

野球選手に多い、肩・腕のスポーツ傷害

こんにちは!

今日は野球選手に多く見られる、肩・腕の障害について書いていきます。

 

 

★インピンジメント症候群

 

インピンジメント(衝突)症候群とは、肩関節の内部組織の慢性的な障害や外傷のことをいいます。肩関節をとりまく筋肉には三角筋や上腕二頭筋など外側についている筋肉のほかにローテーターカフ(日本語では腱板:けんばん)と呼ばれる小さな筋肉が多く内部に存在しています。このローテーターカフが骨との間に挟まった状態になると、腕の付け根あたりに痛みを伴うようになります。
        水泳や野球の投球動作など肩を水平面以上に上げた状態で過度に使用したり、機能学的に不安定な動作を繰り返すとインピンジメントがおこることがあります。
        このような傾向が見られたらまず肩の使用を極力減らすようにして、アイシングをすることが大切です。痛みが軽減してきたら使用する前のウォームアップを十分に行って筋肉をあたためること、ストレッチを徹底し柔軟性の高めることなど効果的です。同時にチューブなどを使ってローテーターカフエクササイズのトレーニングをおこない、再発防止につとめるようにしましょう。 
       
         
★ 肩関節(亜)脱臼
         
         
                
上腕骨と肩甲骨をつなぐ肩甲上腕関節(いわゆる肩関節と呼ばれる部分)は実に様々な動きをすることができます。それは同時に肩関節の不安定性を持ち合わせています。投球動作など腕が肩より上方にあがり、振りかぶった姿勢のときが関節力学的に弱い肢位(しい)とされ、そのときに大きな力やストレスが肩にかかることで脱臼することがあります。そのほとんどは上腕骨が前方にズレる前方脱臼といわれるものです。
        脱臼は完全に関節の接地面がズレた状態、亜脱臼とは一部関節の接地面が残っている状態をいいます。亜脱臼の場合は肩の位置が通常と変わらないように見えますが、少しでも動かそうとすると痛みを伴います。脱臼の場合は異常に肩が落ちた状態が見られます。
        このような傾向がみられたらただちにアイシングと圧迫を実施し、バンテージなどで固定をしてすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。一度肩関節の脱臼を起こすと8割以上が再発するといわれており、関節が不安定になっていくとされています。保存的には安静とローテーターカフを含めた肩関節周囲筋群の強化をおこなうようにします。重度の場合は手術療法をおこなうこともあります

 

★ルーズショルダー

 

肩関節亜脱臼や脱臼が習慣性となってしまった肩関節のことを一般的にルーズショルダーと呼びます。肩関節の柔軟性は個人差がありますが、関節が不安定になってしまうとスポーツをおこなう上で支障をきたすことになります。
        ルーズショルダーは一度の衝撃によっておこるものではなく、長い時間肩関節を使用することでおこってくるものです。このような傾向が見られた場合はローテーターカフを中心として肩関節周囲筋群の再教育をおこなうことが必要です。またローテーターカフを覆っている大筋群とのアンバランスさが原因となることもありますので、大筋群に見合ったローテーターカフの強化が必要となるでしょう。
        保存療法で進展が見られないときは手術療法をおこなうことで症状が改善する場合もあります。 

 

 

 

★有痛性ベネット病変

 

特に投球をおこなう競技において、ボールを投げるときには同時に腕全体も放り投げてしまう状態になるため、上腕三頭筋(腕の裏側の筋肉)や関節内部にある関節包、関節唇といった軟部組織はこれを支えようとします。そのときにこれらのすじがついている肩甲骨後方あたりは常に引っ張られる力が加わり、この部分の骨が盛り上がってくることがあります。
        長年野球など同じ競技を続けてきた人にはこのような骨の盛り上がりはよくみられますが、通常痛みを伴うことはありません。しかし、投球動作終盤のフォロースルー期とよばれるところで肩の痛みが続く場合は、有痛性ベネットと考えられ、手術でこの骨を削ることがあります。
        特に痛みがひどくない場合は、上腕三頭筋や肩関節により近いローテーターカフ(この場合は後方の小円筋や棘下筋(きょっかきん)など)を強化していくこと、投球したあとのアフターケア(アイシングなど)をきっちりおこなうことが大切です。 
       
         
           

★ 鎖骨骨折
         
         
                
        鎖骨骨折は肩でもっとも多発する骨折です。骨への直接打撃によっても起こりますが、実際は転倒して腕や肩から力が鎖骨へと伝達されて起こることがほとんどです。鎖骨骨折は介達外力(かいたつがいりょく:外力が加わった部位から離れた部位に骨折が生じるもの)による骨折の代表的なものです。コンタクトスポーツ(ぶつかり合いのあるスポーツ)や転倒する可能性のある動作(スキー、スケートなど)をする選手によく見られます。
        骨折部での強い痛みと腫れ、圧痛などが見られ、動きによっては骨折端どうしがこすれあって生じるガリガリという感覚(礫音)が起こることもあります。また選手は肩甲帯にかかる力を軽減するために患側(ケガをしている側)の腕を抱きかかえるようにしています。このような症状が見られたら上肢をバンテージなどで固定し、アイシングをしながらすみやかに医療機関に搬送して医師の診察を受けるようにしましょう。
        痛みがなくなった頃から少しずつ可動域を戻すリハビリテーションを行うようにします。4〜6週間後、しっかり骨が癒合したかどうかをレントゲン撮影で確認し、その後競技復帰するようにしましょう。しっかり骨癒合されていないまま復帰すると再骨折する可能性があります。

 

       
         
            

★肩峰下滑液包炎
         
         
                
        インピンジメントの原因の一つです。肩関節を取り巻くローテーターカフ、この場合は棘上筋(きょくじょうきん)と肩関節との間には動きをよくする潤滑油のような役割、滑液包があります。肩に十分休養を与えないまま、使いすぎると滑液包は炎症し、腫れて関節内で癒着をおこします。そのため筋肉の動きが制限されて、肩のひっかかり感や痛みを誘発するのです。
        初期の段階ですと、十分な休養と炎症を抑えるためのアイシングが非常に有効です。しかしこの状態のままさらに肩を使いつづけるとローテーターカフ自体を傷つけてしまうことにもなりかねません。からだの痛みは「使いすぎの警告」と受け止め、無理をせずに休みを取るようにしましょう。
        痛みが軽減してきたら、インピンジメント症候群と同じように十分なアフターケアをおこなうようにしましょう

 

 

★胸郭出口症候群

 

心臓と肺を囲んでいる骨格(胸椎・肋骨・胸骨)を胸郭といいます。心臓からの血管が胸郭のなかから腕のほうへ出ていくところ、すなわち鎖骨の上のくぼみ、鎖骨と肋骨の間のすきまを胸郭出口(きょうかくでぐち)と呼んでいます。ここは比較的狭い通路でしかも血液(鎖骨下動静脈)ばかりでなく、脊髄から出た神経の束(腕神経叢:わんしんけいそう)も一緒に、この狭いすきまを通って腕へのびています。
        このため、胸郭出口を狭める異常がおこると狭い通路はいっそう窮屈になり、太い神経血管束が圧迫され、腕、手、首、肩の疼痛やしびれがいろいろおこってきます。小指や薬指の知覚障害が起こることもあります。腕を常に上にあげるような姿勢をとる人や、投球動作を繰り返す投手などに見られます。
        このような症状が見られる場合は血流をよくするために肩周辺を温めたり、ストレッチをするようにしましょう。それでも痛みが変わらない場合は圧迫を起こしている筋肉に対しての筋弛緩剤注入や手術的処置を行うこともあります。筋力の低下によっても症状が出ることが考えられますので、肩周辺の筋肉をしっかり強化することも大切です。 
       
         
           
★ 肩甲上神経障害
         
         
                
        肩甲上神経は肩甲棘(けんこうきょく:肩後部の"デッパリ"部分)の間を走行しているため、肩甲骨の動きによって絞扼(こうやく)性神経障害(圧迫による神経障害)を受けやすくなっています。野球の投球やバレーボールのスパイク、テニスのサーブなど上肢のオーバーヘッドの動作を強いられる種目で多発する傾向が見られます。
        この障害は肩の後部の筋肉が萎縮することでよりはっきりとわかりますが、それ以外にも肩の疲労感、脱力感、ドアが開けにくかったなどの自覚症状としてあらわれることもあります。この場合は電気生理学的検査により神経性のものかどうかを判断する必要があります。
        筋萎縮が軽度のものの場合はオーバーヘッドの動作をしばらく中止し、萎縮した筋肉(主に後部ローテーターカフ;棘上筋、棘下筋)を強化していくようにします。同時に肩周辺筋力のバランス強化を行います。重度のもの(痛みがひどく、長期にわたっている場合)に関しては神経を圧迫しているもの(特にガングリオンなどの脂肪塊)を取り除く処置が必要となります。

 

 

★SLAP損傷

 

SLAP損傷のSLAP=Superior Labrum Anterior and Posterior(前後における上方関節唇損傷)のことで、肩の上方に痛みを伴います。特に選手は「肩の奥のほうが痛い」と訴えることが多く、投球動作を繰り返すことで起こりやすいとされています。                       
        SLAPには大きく分けて4タイプあるといわれています。ただし、この分類は形態的な分類であり、発生メカニズムを考慮したものではないため、投球障害により引き起こされるSLAP損傷の分類という位置づけではないと考えられています。    
         
       
         
            TypeT)
            上方関節唇辺縁のすり切れのみ
         
         
            TypeU)
            上方関節唇と上腕二頭筋長頭が関節唇から剥離し、二頭筋腱付着部が不安定となったもの
         
         
            TypeV)
            上方関節唇がバケツ柄状に損傷し、関節内に転位しているもの。関節唇と二頭筋腱付着部辺縁は残っている。
         
         
            TypeW)
            バケツ柄状の損傷が二頭筋腱にまで及ぶもの
         
       
        上腕二頭筋長頭に牽引(けんいん)ストレスがかかり、負荷が増大することで慢性的な痛みとなって現れます。痛みが続く場合は投球を休んでRICE処置を行い、様子をみます。しばらく休んでも痛みが変わらない場合はそれぞれのタイプに応じた手術を行うこともあります。
        発生メカニズムについてはいろんな意見があり、明確に解明されていないのが現状です。さまざまな説の中に後方のタイトネス(拘縮:こうしゅく)が原因となって上腕骨頭を後上方に押し上げ、その結果上腕の過外旋、上方関節唇の二頭筋による引き込まれが原因となってSLAPを引き起こすという説があります。  
               
         
           
★ リトルリーグ肩(上腕骨近位骨端線離開)
         
         
                
        リトルリーグ肩は筋力発達の十分でない少年期の選手(9〜15歳程度)が繰り返し投球動作を続けることによって起こる障害です。成長期の選手は骨がまだ十分な硬さをもっておらず、力学的に弱い骨端線(こったんせん)部に反復するねじれや牽引力が作用して生じる一種の疲労骨折であるという説が有力です。
        投球時には肩の痛みや脱力感がみられます。このような症状がみられるときは病院でレントゲン検査を受けるようにします。しかし、軽い骨端線損傷はレントゲンで見逃されることがあるため、受診時には医師に投球動作を繰り返していることを説明し、できれば左右の肩のレントゲンを撮ってもらうようにするとよいでしょう。
        症状がひどい場合は三角巾固定などで患部の安静を保ちます。軽度の場合は痛みの原因となる投球動作を一時期中断し、様子をみるようにします。この時期の選手にたずさわる指導者は、投球前に十分なストレッチングやウォーミングアップを指導し、肩肘に負担のかかる投球フォームで投げていないかをチェックする必要があります。また練習量が多いと障害をおこしやすいので、選手にとって過度の練習量になっていないかを注意します。練習後はRICE処置を行うように指導しましょう。

 

野球選手には以上のようなスポーツ傷害が多々見られます。

一度故障が起こってしまうと、競技的なパフォーマンスはもとより、競技を続けていくこと自体が困難になるケースもあります。

痛みを我慢することなく早めに治療をうけていただきますようお願いいたします。

 

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野球肘について

野球コンディショニングコースについて

 

 

陸上競技に多いスポーツ傷害

こんにちは!

今日は陸上競技に多いスポーツ障害についてです。

一口に陸上競技と言っても様々な種目があるのはご存知だと思います。

種目によって、体にかかる負担が違いますので、故障を起こしやすい部位も違います。

以下に、種目別の故障を起こしやすい部位を図示します。

@短距離・跳躍 A長距離 B投擲
 

【競技特性】
@短距離・跳躍は瞬発的な身体移動を行う種目です。大きな推進力を得るために下肢の筋活動が要求されるため、筋の急性の外傷がみられます。また衝撃が反復することによる骨の慢性障害もみられます。

A長距離や競歩では長時間のランニングや歩行動作の連続が求められるため、高い有酸素能力と筋持久力が必要となります。着地とけり出しの動作を反復するため、大部分の損傷はこれらのストレスによる慢性障害です。

B投擲種目は大きなパワーを発揮できる筋量が求められるため、身体が大きく体重も重い選手が多いのが特徴です。より遠く投げるために下肢、体幹の筋力を用い、肩・肘の慢性障害もよくみられます。

 
【よくみられる傷害について】

アキレス腱炎
 足底筋膜炎
 脛骨疲労骨折

シンスプリント
 ジャンパーズ・ニー(膝蓋靭帯炎)
大腿部肉離れ など

もちろんこの通りに障害を起こすわけではありませんが、種目による傾向があるのは事実です。

一つの目安にしていただければと思います。

ご自身の種目による、故障を起こしやすい部位を理解し

その部位に関しては特に念入りなケアをしていただくと故障予防に効果的だと思います。

ランデザインのカスタムインソールについて

こんにちは!

今日はランデザインのフルカスタムインソールについての説明です!

最近は既製品のインソールではなく、自分の足にぴったりとフィットする自分専用のインソールを作る方がどんどん増えています。

では、なぜ自分の足にフィットするインソールが良いのでしょうか?

フルカスタムインソールって何なの?

まだまだご存じでない方も多いと思いますので、そのメカニズムと必要性について説明していきます。

3つのアーチで理想のバランス

●フルカスタムインソールの機能

足は顔と同じく十人十色、人それぞれ個性があります。特にスポーツシーンでのインソールはカスタムメイドが基本です。
フルカスタムインソールは、計測したお客様一人ひとりの足型、データを基にフルカスタムで製作されます。
それぞれの状態に応じて足底からアライメントを調整して、無駄のない理想の動きに近づけます。

サブバランサー

基本の3つのアーチ支持の他に、ヒールカウンターやウェッジ類により、それぞれの状態にあわせてきめ細かに調整します。

ヒールカウンター

踵部の衝撃を吸収すると共に、足部の左右へのブレを防ぎ動きを安定化。



ウェッジ類

踵や前足部に傾斜を付け、踵の内外反、プロネーション(回内)、サピネーション(回外)を調整・制限。



アジャストメント

必要に応じて趾まくら、小趾外転ポイントなど各種パッドで調整。

足底アーチの機能性を高め、ポテンシャルを引き出す

歩く、走る時に重要な役割を担う足底のアーチをサポートし、足が持つ機能、持続力をUP!

足底に存在する3本のアーチの働き

人は歩く時、足にある3つのアーチ(左図)を利用して、踵部から外側を通り母趾へと体重移動しながら歩いています。正常な形状のアーチは、衝撃を吸収するスプリング機能を持ち、重心移動の際も関節や筋肉へ負担がかかりません。しかし、長時間にわたるプレーやハードなプレー時には、アーチを支える筋肉の疲労から形状を保つことができず、それが疲れや痛み、故障の原因となります。

 

アーチのスプリング機能を高め、快適な動きを実現

偏平足の場合、衝撃を吸収する足底のスプリング機能が働かず、また動作時に重心が過度に内側へ倒れ込む(オーバープロネーション)ため、関節に大きな負担がかかっています。インソールにより本来のアーチの形状をサポートすることで、スプリング機能を高め、スムーズな動きを可能にします。

 

緊張、疲労を和らげ、プレー時の持続力をアップ!

アーチが通常より高いハイアーチの場合、アーチ部の筋肉が常に緊張状態にあるため疲れやすく、また踵部と中足骨頭部に強い圧力がかかり負担となっています。インソールにより衝撃を点から面へと分散させ、アーチの緊張、負担を和らげます。接地面積が増えることで足底の感覚が鋭くなり、次のアクションへの反応も高まります。

 

アーチの高さは足の状態、競技に合わせた細かい調整が必要

アーチはぴったり支えてしまうと、足の本来の動きを妨げてしまうため、1人ひとりの足の状態やプレーにおけるアーチの変化を考慮した調整が必要です。ランデザインでは、トップアスリートを支えてきた豊富な経験と高い技術により細かな調整を施しています。

 

 

静止状態だけでなく「動き」を計測し、徹底的に足底からの走りのバランスを整える。

 

ランデザイン東京店に導入している「RUNサイエンスシステム」は、あなたの走りを分析する画期的なシステム。ランニングマシンで走行中の状態を前後と側面の3方向から撮影し、走りの傾向が把握できます。さらに、3D足型計測器で立体的に足を計測し、フットスキャンでは実際に走行中の足の接地面を測定。自分でも分からなかった問題点や、より快適な走り方を解析できます。これらの情報とランデザインのノウハウをもとに、あなたの目的に合わせたフルカスタムインソールが完成。もちろん、足型やトレーニングメニューなど目的に合わせたシューズもお選びします。

トップアスリートが信頼をよせるRunDesignの技術

足の情報を隅々まで計測。培った経験と技術をもって足のプロが一点一点製作。

 

インソールの必要性

ダイレクトな感覚。スタミナの持続。フルカスタムインソールがもたらす劇的変化。

●5本の指で地面を捉え、まるで素足のような軽やかさ!

インソール装着前
インソール装着後
中趾から小趾にかけての趾が接地しておらず、体のバランスが不安定な状態。   アーチのサポートにより圧力を分散させ、5本の趾すべてが接地している理想の状態。

●効率的な動きを実現し、体全体の疲労を軽減!

インソール装着前
インソール装着後
膝が内側、つま先が外に向いたバランスの悪い状態。関節へ負荷がかかり、疲れやすく故障も起こりやすい。   全体のアライメントを補正することで膝とつま先が同じ方向を向き、関節や筋肉に無駄な負荷がかかりにくい。

 

スポーツ外傷・障害の「予防」としてのインソール

人の体は彎曲とねじれが存在し、この彎曲とねじれの度合いがアライメント(骨、関節、いうなればO脚、X脚や扁平足、凹足など)との関係で関節に負荷が加わり、スポーツでの障害発生の大きな原因の1つといえます。インソールはアライメントを医学上理想の状態に近づけ、関節に無理なく効率的に体重移動を行うために重要な道具の1つでもあり、起こってしまった傷害に対してのアプローチ、もしくはこれから起こりうる傷害に対しての予防対策でもあります。

 

足や体に痛みを抱えている方は、スポーツをするしない関係なくとても多いです。

体の中で唯一地面に接している足のバランスを整えることで、全身のバランスや身体的なパフォーマンスは必ずアップします。

さらに故障がおこるリスクを低下させることが出来ます。

姿勢が良くなることで、腰痛や肩こりが改善した、O脚が改善しプロポーションが良くなった、などの効果も期待できます。

ランデザインのインソールは海外製の物と比べ、軽量で柔軟性も高いので初めての方でも違和感を起こしにくいのが特徴です。

もし、違和感がある場合でも、製作してから半年間は無料で調整を行ってくれるので安心です。

(他メーカーは1回ごとの調整費がかかるところが多いです)

当院は大阪ランデザインとして、ランデザインフルカスタムインソールを取り扱っております。

インソールに対するご質問等ありましたらお気軽にどうぞ。

当院URL⇒http://physical-care.e-chiryo.jp/ 

介護のお仕事をされている方の腰痛

こんにちはexclamation

ついに12月に入りましたねクリスマス

 

今日はヘルパーさんなど、介護のお仕事をされている方に多い痛みについて書いていきます。

 

 

介護現場で働く人が抱える痛み

介護現場がとても重労働であるのは、介護に携わっていない人でも知っているかと思います。

介護現場で働く7割の職員がなんと、腰痛という悩みを抱えていることを知っているでしょうか。

最悪の場合は、腰痛によって仕事を辞めざるを得なくなってしまう方もいるのです。

これに伴い、厚生労働省が6月に職場での腰痛予防対策を行うよう指針を16年ぶりに改定しました。

福祉用具を積極的に利用して、人体的な疲労や苦痛を軽減することや、ご年配の方が安心して介護受けることができるよう、介護職員の腰痛予防を積極的に取り組むよう推奨しています。

 

腰痛対策に万全な力を注ぐことができない施設も全国的にはたくさんありますが、離職を防止するためにも腰痛対策のために器具を用いたり、施設をリフォームさせるということはとても重要であると考えられています。

指針では原則として介助者を抱き上げないようにすること、抱えなくてはいけない場合はリフトを活用するように求めています。

強制的なものではないので、費用の関係でリフトが導入できない施設も現状にはたくさんあり、指針が改定された今でも思うような腰痛対策ができていない介護施設もたくさんあります。

 

これからもっと高齢者が増え、介護施設が不足することが予想されています。

つまり、介護職員の人手が不足することも予想されているため、働く者にとって働きやすい環境をいかに作ることができるかが、今介護施設が抱えている大きな課題の一つとなっています。

腰痛防止が介護の質をあげることにもつながるのはわかっていても、思うように整えられない現状をいかに打破するか、国をあげて対策を打ち出していかなくてはいけないでしょう。

 

一度腰痛になってしまうと、思うように介護をすることができなくなります。

これは、介護施設に働く者に限ったことではありません。

自宅で介護をする家族も、腰痛に悩まされ、腰痛と闘っている人はたくさんいます。

腰痛だからといって家族の介護をしないわけにはいきません。

介護施設のみならず、自宅介護においてもどのような方法で腰痛を予防していけばいいのか、これらもアドバイスしていかなくてはいけないのが介護職員のもう一つの使命として課せられたことだと思います。

 

 

介護しやすい環境を整える

ベッド付近の床に電動ベッドのコードやエアマットのコードがあると、移乗するときにコードに足を引っ掛けそうになり危ないです。

他に例であげるとすれば、電動ベッドなのにベッドの高さを調節しないで移乗していたりとか、意味のない「側」にベッド柵のサイドバーを置いていたり、とかですね。

利用者はもちろんのこと、介助者にも介護しやすい環境を整えましょう。

介護技術うんぬんというよりもまずはそういうことも大事ということですね。

 

 

適正な姿勢で介助する

利用者の介助をする時、無理な姿勢で利用者の介助をしていませんか?

介助する側もきちんとした姿勢で介助を行うことが大切です。

 

立ったまま食事介助をすることは、腰に負担がかかるだけでなく、見た目的にも悪い印象を与えます。 
もし、立ったまま食事介助をしているのなら上司に言ってすぐにでも介助用のイスを購入してもらいましょう。

利用者と同じ目線で、横に座って食事介助すること。基本です。


介護技術の大前提 〜ボディメカニクス〜    
介護の仕事をしていれば、ボディメカニクスという言葉を聞くことが結構あると思います。

では、ボディメカニクスって何なのでしょうか?

 

要するに「力学の原理」を活用することです。

ボディメカニクスは、力のモーメント(能率)、重心、摩擦力、慣性力という「力学の原理」を活用する技術のことです。

これを知ることで、介助する側の腰への負担を軽減し、根拠のある介護技術を行うことが可能になります。

 

  

摩擦力

 摩擦力というのは、人の身体がベッドなどに接触しながら動く場合、それを妨げようとする力です。

ベッドに触れている面積が大きいと、摩擦力も大きく介助する側の負担も大きくなります。

だから、利用者をベッドの上で動かす場合は少しだけでも身体をベッドから浮かせて動かしたほうが少ない力で動かせるのです。


慣性力

重いものの動きを変化させるには大きな力が必要で、その物体には大きな力が加わることを「慣性力」といいます。

要するに、利用者に立ち上がってもらうときに急な動きをすると、勢いあまってバランスを崩しそうになりますが、これは「慣性力」によるものです。

なので、介護にあたっては、なるべく急な動きをしないことが大事です。

 

 

当たり前ですが、腰痛にならないためにはきちんと体を休めることが大切です。

決して無理はしないようにしましょう。

 

 

「あ、これ以上がんばったらどうにかなっちゃう」っていうときには早めにご連絡ください。

人員不足の昨今、週に何度も通うのは難しいと思います。

当院は特殊な機械を用いて深部から治療していくので、通院頻度は週に1回ほどの方が多いです。

これならまだ通いやすいかと思います。

 

 

年末でお忙しいとは思いますが身体が資本なので、ご自分の身体を労る時間も作ってくださいね。

 

美容師さん、理容師さんに多い痛み

こんにちは、今日は美容師さんや、理容師さんが起こしやすい痛みについてです。

当院にボディーメンテナンスで通われている美容師の常連さんの話では、1日710名のお客様を担当すると、シフトを終える頃には、手首、肘、腰の痛みがズキィンと来るそうです。

毎晩、アイシングやストレッチをしても、少し良くなったと思えば、また仕事なので、痛みになれるしかないと思っている方も多いようです。

長年、活躍している美容師さん、理容師さんに多いのが、美容師肘と手首の腱鞘炎。。

特に手先における細かい操作が多い理容師・美容師は、指と手首の関節の動きが主となっており、作業の対象に合わせて手の位置を調整したり、その位置で固定したりしますので、肩や肘の関節を集中的に動かしています。

お仕事されている動線や流れ、体の動きや姿勢作業を細かく想像し、骨や筋肉に及ぼすストレスを検証してみると、指や手首を酷使しやすいご職業の方は、肘痛、腱鞘炎が発生しやすくなると思います。

美容師・理容師さんに限らず、塗装業・内装業などの手を多く使う職業の方、ピアニスト・ギタリスト等の楽器演奏家などもたぶん同じですね。

美容師さん、理容師さんの作業を経験したことがないので、想像しながら、肘や手首に影響を及ぼす作業を自分の体を使って、炎症や痛みを生じやすい分析してみると次のことがわかりました。

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「支点・力点・作用点」を使い分けることで、ストレスや力を分散し、腱鞘炎や関節部の炎症を予防できる!。。プロの方々は、すでに行っているかもしれませんが(笑)
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たとえば、カットの時、肘と手首だけでカットするのではなく、肩甲骨や大腿四頭筋、膝のクッションも使うこと。もちろん、こまめな椅子の高さ調整も負担の予防になると思います。

シャンプーする時も、左手で「お客さんの頭」を固定しながら、 右手で「髪」をゴシゴシと洗髪するようですが、左右の「手・腕」(特に左の手首と右の肘)に力が入りすぎてしまいますので。。

細かく立ち位置やお客様への正対ポイントや高さ、腰の角度、洗髪台やシャンプー、リンスのボトルの位置などを伺って、いかにストレスのない予防設定が大切かを美容師のお客様と話し合いました。

ただ、もちろん、大きなサロンになると担当時間も限られているのと、施設の設定も自分の好きなようにできないこと、そして、次々にお客様を担当していかないと利益にも影響してしまうことなどのシステム的な面もあり、体の予防も難しい場合もあるようです。

ポイントは、美容師肘を予防するには、肘を支点にせず、意識的に支点を分散することで、職業病を予防できるということ。

すでに美容師肘、理容師肘になった方への施術法は、腕の位置を調節する肩甲骨と肩関節の動きを改善させることが大きなポイント。肘と関係する手の甲にある骨の関節も骨格調整します。

また、支点やストレスの分散ポイントとなる、肩甲骨・肩関節周囲筋肉の可動域や柔軟性の改善も行います。

さらに関連する部位として頸椎・胸椎(特に肩甲骨内側部)の 体幹部の骨格調整は作業時の姿勢維持も大きく影響しますので重要施術箇所となります。

体幹部の骨格調整後は、必要に応じて上腕や前腕の筋肉の状態を改善させて、最終的には手首や肘にかかる負担を取り除きます。

指や手首を多用した動作や作業を行う際、連動&対応する形で肘や肩の関節もある程度の運動性も重視し、関係している骨や筋肉の微調整も行います。

もし、美容師肘や腱鞘炎、腰や足首、肩の痛みが気になる方で、すぐに解決されたい方は、お早めに当院にお電話、お問い合わせフォームから、どうぞ、気軽にお問い合わせください。

お役に立てるとうれしいです。

急性腰痛(ぎっくり腰)について

こんにちは。
急性腰痛(ぎっくり腰)について書いていきたいと思います。

ぎっくり腰とは?


ぎっくり腰とは急性腰痛症とよばれるもので、急に腰部に激痛がはしる症状として有名です。 

ふとした瞬間や、急な動作、重い荷物を持とうとしたとき、体を回旋(捻った)ときなどにその場にうずくまらなければいけないほどの激痛が走ると言われています。 あまりにも強い痛みが急にやってくることから

欧米ではその病態から「魔女の一撃」とも呼ばれています。

椎間板ヘルニアや腰椎椎間関節捻挫と呼ばれる症状で起こる場合もあるとされるものの、多くは原因が分からず、 やはり非特異的腰痛症と呼ばれることがあります。


勘違いしがちなことですが、ぎっくり腰(急性腰痛症)というのは病名や怪我の名前ではありません。
症状名です。何が違うのかといわれると、説明が非常に難しいのですが、、、


(例)
症状名 ぎっくり腰⇒急に腰が痛くなった状態(捻った時・重いものを持ち上げた時 etc…)
病名  ヘルニア⇒なんらかの要因で椎間板内の髄核が飛び出し神経を圧迫しておこる傷害



ぎっくり腰の原因

  • 重い物を持った
  • 急に体を捻った
  • 過体重
  • 筋肉の疲労
  • 姿勢不良 など



ぎっくり腰の治療


よく腰痛の時は温める方が良いのか冷やす方がいいのか議論されると思います。
ここではスタンダードな応急処置を紹介いたします。

腰痛は慢性化しやすく、そう言った場合の対処は様々だと思いますが、
ぎっくり腰と呼ばれるような急性の怪我の場合にはRICE処置(PRICES処置という人もいます)をお勧めします。

  • R・・・REST  (安静)
  • I ・・・ICING  (冷却)
  • C・・・COMPRESSION (圧迫)
  • E・・・ELEVATION  (挙上)

です。PRICES処置ではこれにProtect(保護)とStabilization(安定・固定)が加わります。

これは怪我(捻挫など)をした時などに行われる応急処置の原則と言われるものです。
急性の傷害の場合では、痛みのある部位周辺で炎症が進んでいることが考えられます。 炎症は怪我の回復に不可欠な生理現象ですが、過剰に起こってしまうと回復が遅くなってしまいます。

ぎっくり腰に関して挙上などはできないと思いますが、安静と冷却は行うべきだと考えます。

※今回は急性期の治療(処置)に関してのみです。

 

発症しておこる症状


ぎっくり腰の症状と言われて、まず思いつくのはその場でかたまり、全く動く事ができなくなる状態では無いでしょうか? 動けないほどの激痛に襲われる事もよくありますが、それ以外にもぎっくり腰と呼ばれる症状では次のよう事が起きるといわれています。

  • 動作を起こすと激痛が走る
  • 椅子に座れない
  • くしゃみや咳をすると痛む
  • 時間と共に痛みが強くなってくる
  • 横になる(膝を曲げた状態)と楽になる


ぎっくり腰というのは症状名ですので、病名ではありません。

のため、一口にぎっくり腰といってもどのような種類の腰痛かによって、治療方法が変わってきます。ヘルニアなのか狭窄症なのかすべり症なのかetc…
さらには症状名なので、原因が特定しづらいことも、ぎっくり腰の根本的予防がはっきりできない要因の一つだと考えられます。
信頼できる診療機関にて診断・治療をしてもらいましょう。

注意!!

 

ぎっくり腰は重い荷物を持った時や、急に体を回旋させた時に起こるといわれます。

しかし、重い荷物を持つことは頻繁にあるし、体を回旋させることもあるけど毎回ぎっくり腰にはなりませんよね?その原因ははっきりしていないのですが、 やはり筋肉に疲れがたまりその状態から強い負荷がかかることによってぎっくり腰になる場合が多いと考えられます。

同じ姿勢はなるべく避ける

座りっぱなし、立ちっぱなしの姿勢が多い人は、腰を支える筋肉の血流が滞りやすいもの。 できれば1時間ごとに少し歩いたり、軽いストレッチや体操で腰を動かしたりと、腰の筋肉に刺激を入れるようにしましょう。

前かがみ姿勢に注意する

デスクワークも含め、仕事中は前かがみ(うつむき姿勢)になることが多いもの。 骨盤が前傾した状態で骨盤・腰周辺の筋肉が硬くなると、姿勢の乱れにつながり、筋疲労を起こしやすくなります。 前かがみ姿勢にならないよう注意すると同時に、ストレッチを取り入れましょう。

上手に膝を使って、腰の負担を軽くする

 

台所に立つ時も、ちょっとした工夫で腰を楽にできます

キッチンに立つ、床を拭く、庭の草むしりをするなど、家事でも腰に負担がかかります。

立ち姿勢のときは約15cmの台を用意し、片足を交互に乗せて膝と股関節を軽く曲げる姿勢にするのがおすすめ。腰の負担を軽減させることができます。洗顔の時も同じ方法が使えます。

床掃除や草むしりなどで体を低くする姿勢になる場合は、床に膝をつけて作業をするのがポイント。腰の関節や筋肉への負担を軽減することができます。

荷物は体に近づけて持ち上げる

ぎっくり腰のきっかけで多いもののひとつが、物を持ち上げる動作。 重量の軽いものでもぎっくり腰になることがあります。 例えばテーブルの上にある物を持ち上げる時は、離れた場所から手や体を伸ばすのではなく、テーブルに近づいて体の中央に荷物を引きつけて抱えるようにして持ちましょう。 床などの低い位置にある荷物は、床に片膝をつけてしゃがんで持ってから、ゆっくり立ち上がるようにしましょう。

1日の終わりには心身リラックスタイムを持つ

 

体の力をしっかりとほぐせるように、心身ともにリラックスするための時間をつくりましょう

日中の活動で活発化した神経の興奮を鎮ることも大切。 1日の終わりはリラックスタイムをつくることができればベストです。

横になって音楽や香りに包まれ、全身の力を抜ける時間と空間を作りましょう。

疲労が重なることで腰の筋肉がこわばり、凝りが回復しにくくなります。 精神的な緊張も腰部の安定性に悪影響なので、休日は好きなことに没頭して気分の良い時間を過ごすのが正解です。


ぎっくり腰予防ストレッチ

腰の筋肉が疲れたまま眠ってしまうと、起床時やその直後にぎっくり腰を起こすリスクが高まります。

1日の筋肉疲労を緩和させるためには寝る前のストレッチが有効。入浴後や就寝前のストレッチを習慣にするのが効果的です。
 

右膝を立て、左膝をかかえます

右膝を立て、左膝を抱えます

1. 仰向けで横になります。布団やマットの上で行う場合、腰が沈み込み過ぎないものを選びましょう。

仰向けになった状態で右膝を立てます。そしてゆっくりと左膝を抱えていきます。


 

引き寄せた左膝をさらに深く胸に近づけていきます

引き寄せた左膝をさらに深く胸に近づけていきます

2. 抱えた左膝をゆっくりと胸の方へ引き寄せ、なるべく膝が胸につくようにします。このまま5秒間キープ。




 
 

次に左膝を立てて、右膝を抱えます

次に左膝を立てて、右膝を抱えます

3. ゆっくり左膝を伸ばした後、次は左膝を立ててみましょう。

先ほどとは反対に、右膝をゆっくりと抱えていきます。




 

さらに右膝を胸に近づけるように引き寄せます

さらに右膝を胸に近づけるように引き寄せます

4. 抱えた右膝をゆっくりと胸の方へ引き寄せ、 なるべく膝が胸につくようにします。5秒間キープ。





 

両膝を軽く抱えて、まるくなってみましょう

両膝を軽く抱えて、丸くなってみましょう

5. 最後に両膝を抱えて、丸くなります。腰が痛む場合は、無理をしないようにして下さい。

この抱え込む動作も、腰部に注意を払いながらゆっくりと行います。




 

両膝をさらに胸へ近付け、腰部をストレッチします

両膝をさらに胸へ近付け、腰部をストレッチします

6. ゆっくりと抱え込み、さらに両膝を胸へ近づけるようにして、腰から骨盤にかけて軽くストレッチをします。5秒間キープ。

1〜6を数回繰り返しても良いですが、時間の無い時は1回通しましょう。起き上がるときも、腰に注意しながらゆっくりと。


 

ぎっくり腰は繰り返すと聞いたことがあるかと思います。

今回は痛みが強くなくても、また痛くなってしまう可能性が高いです。

 

ぎっくり腰かな?と思ったら、早めにご来院ください。

祝・世界一 空手女子形 清水希容選手

 

先日、ドイツ・ブレーメンにおきまして空手の世界選手権が開催されました。
女子個人形に当院にケアで来られている清水希容選手が出場し、見事金メダルを獲得しました。
初の世界選手権にして堂々の優勝です。

空手女子 清水希容 写真特集

 

 

当院でもアジア大会に続いてアトリエノアさんにお願いした特注ケーキでお祝いしました。
今回は形を打つ清水選手の人形の乗ったケーキで清水選手も「食べるのが勿体ない!」と満面の笑みでした。

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また、これまで数ヶ月にわたって清水選手に密着取材した内容が関西テレビのニュースアンカー等で放送されます。
そこには当院に来られている様子も映るかと思います。

詳しい日時がわかりましたらまたご案内致しますので、ぜひご覧ください。

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当院ではこれからも出来る限りのバックアップをしていきたいと思いますexclamation×2

こむら返りのメカニズム

こんにちはexclamation×2
寒い日が続くようになりました。
今日はスポーツ選手から一般の方までなりうる危険性の高いこむら返りについて書いていきたいと思います。

こむら返りとは

ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)が急激に収縮することによって足がつった状態になることで、激しい痛みを伴う症状です。こむら返りという症状は、ふくらはぎだけでなく、あしくびや太もも、土踏まず、指、首、肩など、いろいろなところの筋肉でも起こるのですが、ふくらはぎで起こるケースがもっとも多い症状です。

高齢化とともに起こりやすくなり、また男性よりも女性のほうが起こりやすいという特長があります。

こむら返りは大きく2つのパターンに分けることができます。

@水泳や野球、サッカー、テニスなどのスポーツをしている 時や買い物や犬の散歩、家事をしているとき、通勤などの日常生活

A就寝中

両方ともこむら返りが起こったときの症状にはそれほどの違いはありませんが、スポーツをしている時や日常生活中に起こるものは、一過性で、症状が治まってしまえば、何事もなかったように元の状態に戻ることが多いのですが、就寝中に起こるものは、一度起こると繰り返し起こりやすくなり傾向がありますので注意が必要です。

 

私たちが手で物を握ったり足を上げて歩いたり走ったりできるのは、筋肉を脳からの信号で収縮させ、その筋肉が収縮する力でそれぞれの骨を動かすことによって、自由に身体を動かすことができるのです。つまり脳からの信号で正常に筋肉が収縮することによって、自由に身体を動かすことができるのです。ところがここで筋肉の異常収縮が起こった状態になることが、こむら返りです。

ではなぜ筋肉の異常収縮が起こるのでしょうか。

人の体の細胞内にはカリウムイオンが、また血液中にはナトリウムイオンが多く含まれているが、筋肉が収縮する時にはそれぞれ細胞外、細胞内へと移動します。スポーツなどで多量の汗をかいたときは電解質(カリウムやナトリウムなど)のバランスが崩れ、この移動がうまくいかず筋肉の異常収縮が起きるのです。

筋肉の異常収縮はスポーツをしている時以外でも普段の日常生活の中でも起こります。特に以下の原因が関係していると思われます。

筋肉の疲労

運動不足

水分不足及び体液中の電解質の異常

また一過性ではなく、頻繁に繰り返し起こる場合には

椎間板ヘルニア、糖尿病、動脈硬化、甲状腺異常などの疾病

降圧剤、抗高脂血症剤、ホルモン剤などによる副作用

妊娠中

などが考えられます。


足がつる原因のひとつとしてよく話題に上がるのがミネラル不足です。ミネラルは人が身体を作り上げるためには欠かせない栄養素であり、五大栄養素のひとつとして知られています。

ミネラルと一言で言っても種類は非常に多く、有名なところだとカルシウム、鉄、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛などがあります。

足がつるという症状を引き起こすのはこの中でもカルシウムとマグネシウム不足だと言われているので、足がつる症状が頻繁に現れる方はこれらの栄養素を積極的に摂取しカルシウム・マグネシウム不足を補うことで予防になるかもしれません。

特に妊婦さんはお腹の中の子供にも栄養素が行き渡ってしまうのでカルシウム・マグネシウム不足になりがちだと言われています。より注意して摂取しないとミネラル不足になり足がつる頻度が多くなってしまう可能性があるので気を付けましょう。

運動すると足の筋肉が疲労するので足がつることが多くなると言われていますが、それ以外にも汗として身体の中のミネラル分が出て行ってしまうことが原因となり足がつるという症状が多発すると考えられています。

運動で汗をかいた後は特にマグネシウム不足になりがちなので、ミネラルを意識して取り入れるようにしてみてください。

カルシウムは筋肉に作用したり神経伝達をスムーズにしてくれるという重要な働きを担っているのですが、カルシウムが不足すると当然この働きが滞ってしまいます。

そしてマグネシウム不足に陥るとその大事な働きをするカルシウムの量をしっかりと調節できなくなり筋肉に異常を来すのです。

足をつるという症状はマグネシウム不足をはじめとしたミネラルの不足が引き起こすこともあると覚えておきましょう。

 

足がつる、こむら返りが起こってしまったらどうすればいいのでしょうか?

こむら返りというのは自分の意思に反して突然筋肉が収縮する現象ですから、その収縮した筋肉を伸ばしてやればいいのです。

その応急処置の仕方を具体的にいくつか紹介します。

周囲に人がいる場合は足の裏側から押してもらいます。

でも、周りに誰もいない場合は自分でなんとかしなくてはいけません。

膝を伸ばして足のつま先をゆっくり顔の方へ曲げるようにして、ふくらはぎの筋肉を伸ばします。収縮した筋肉を伸ばすことで痛みが消えていきます。ただし、あくまでゆっくりと行うようしてください。一気に無理矢理伸ばそうとすると、筋肉を痛めてしまう恐れがあるので、ゆっくりとふくらはぎを伸ばすようにしてください。

画像の説明

高齢者の方や、身体が硬くて足のつま先に手が届かない場合は、 手ぬぐいかタオルで足先にひっかけてゆっくり伸ばすと簡単に足を伸ばすことができます。

 

 

 

 


画像の説明

近くに壁がある場合は、壁に足の裏を押し付けてふくらはぎを伸ばします。


立っている時は、つっていない方の足を前に出し重心を前に移します。両手は前に出した足の太ももの上に置き、つった足のかかとは床につけたままにして筋肉を伸ばして下さい。つまりアキレス腱を伸ばすようにすれば良いのです。

そしてこむら返りが治まったら、そのまま何もしないで放置しておくのではなく、蒸しタオルなどで暖めてやると、筋肉の回復が早まるだけでなく、こむら返りの再発を予防できることにもなりますので、ぜひ行うようにしてください。

 

こむら返りは、血行が悪くなり脚が冷えると起こるリスクが高まります。こむら返りを起さないためには、足元を冷やさないように、ヒザ掛けを掛けたりムートンブーツを履いたりすると良いでしょう。天然の羊の革を使用して作られているムートンブーツは、湿気を外に逃がし中の温度を一定に保つ作用がありますので、夏場でも蒸れずに快適に足元を守ってくれます。スリッパではなく、踵から足首までの短い丈の物がお勧めです。足元が温かいと身体全体の血行が良くなり、こむら返りの症状は改善されるでしょう。


身体の冷えや気温の低下というのは痛みを引き起こしやすくなります。
もし、身体に違和感や痛みがあれば気軽にご相談いただければと思いますexclamation×2

成長期に多いスポーツ障害

こんにちはわーい(嬉しい顔)

今週末は天気が良さそうですね晴れ

 

今日は成長期に多いスポーツ障害についてです。

ケガについてお話しする前に、まずは成長期の身体とはどのような状態なのか、少し触れていきたいと思います。

 

成長期の骨や関節の特徴

@骨が柔らかい
  子どもの骨は柔らかく未熟で、成長とともに硬い骨に変わっていきます。
若木骨折(完全には折れない)、隆起骨折(竹の節のようにふくらむ)、急性塑性変形(骨が彎曲する)など、上半身の骨折や疲労骨折を起こしやすいです。
 
A骨端線がある
  骨の先端近くに「骨端線」とよばれる軟骨があり、骨の成長を担っています。
柔らかく、衝撃に弱く傷つきやすいのが特徴です。
 
B靱帯が骨より強い
  外から強い力がかかると、靱帯が骨を強く引っ張り、骨が折れてしまうことがあります。
 
C骨と筋肉の成長速度が違う
  骨の成長が著しく、筋肉の発育が追いつかないことが多いです。
筋肉が未熟で力が弱く、柔軟性もあまりないので、スポーツなどでからだを使うと痛みがでやすいです。
 
D関節軟骨が柔らかい
  関節軟骨が大人に比べ厚く柔らかく、傷つきやすいです。
同じ動作を繰り返すと、一部の関節に負担がかかり、関節軟骨が傷つき炎症を起こすことがあります。
 
E関節が柔らかい
  関節が柔らかく不安定なため、スポーツの最中にケガや故障を起こしやすいです。

 

成長期の身体は、大人と比べてこのような特徴があります。

特徴を押さえた上で、本題の成長期のスポーツ障害について入っていきます。

 

 

スポーツ外傷とスポーツ障害

練習量が増える時期にケガが起こりやすい

スポーツにまつわるケガは、大きく2つに分けて考えることができます。

一つは1回の外力で突然ケガをしてしまう「スポーツ外傷」と呼ばれるもの。

もう一つは運動による小さな外力や疲労などが積み重なったことで起こる「スポーツ障害」と呼ばれるものです。

スポーツ外傷はその場ですぐわかるため、応急処置等ケガへの対応をしやすいですが、スポーツ障害というのは日々の繰り返しで少しずつ発生する慢性的なケガであり、気づいたら痛みがひどくなっていた……ということにもなりかねません。

スポーツ障害に対しても、痛みなどに気づいたらなるべく早く対応することが必要なのです。

 

 

練習量の増える時期はスポーツ障害に注意!

スポーツ障害は繰り返しによる慢性的なストレスが原因となるため、使い過ぎ症候群(オーバーユース症候群)とも呼ばれます。

スポーツ障害はすぐに発生するわけではなく、時間の経過とともに痛みや違和感などを伴い、そこで初めて気がつくことが多いものです。

入部したての新入生がチーム練習に合流し、数カ月たった5月〜初夏にかけてはスポーツ障害の発生が多くなると言われています。

また夏休みや冬休みなどの期間も練習量が増えるため、注意が必要です。

 

初めに触れたように成長期は骨が縦方向に伸びて身長が高くなります。

しかし骨についている筋肉や腱は、骨に比べて成長がゆるやかなため、骨の成長スピードに追いつくことができずに、常に引っ張られた状態になってしまいます。

そこへ運動を繰り返し行い、疲労がたまってしまうと、筋肉や腱はさらに柔軟性を失ってしまい、牽引ストレスで痛みが発生してしまうのです。

特に中学生などに対して「ウエイトトレーニングを行うと身長が伸びない」ということを指摘する声もありますが、これは骨の成長に対して筋肉や腱がついていけずに痛みが発生することを理由にしているものだと考えられます。

この時期の中高生に対しては筋肉や腱の成長に合わせた適切なトレーニングを行う必要があります。

 

 

成長期に多いスポーツ障害

成長期のスポーツ障害は、主に下肢に多くみられます。

下肢に多くみられる理由としては体重が下肢にかかり、骨や関節へ負担がかかるためです。

上肢にもスポーツ障害はみられますが、頻度は下肢に比べると少なめです。

よくみられる成長期のスポーツ障害について解説します。

■ オスグッド病(脛骨粗面)
身長が著しく伸びる小学校高学年から中学、高校にかけての時期によく見られるスポーツ障害です。

太ももの骨の成長に筋肉や腱の成長が追いつかないため、膝下部分が常に筋肉や腱で引っ張られた緊張状態を作り出し、激しい動作や膝の曲げ伸ばしなどを繰り返すと痛みや腫れが起こります。

この状態が長く続くと膝下にポコッと腫れたもの(骨の隆起)が起こることがあります。

女子よりも男子により多く見られるケガです。



■ ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)
ジャンプを繰り返すスポーツ選手や長距離走などの選手によく見られるスポーツ障害です。

膝のお皿付近もしくはお皿の下あたりの靱帯が、繰り返しのジャンプ動作や太もも部分の筋肉疲労などによって炎症を起こし、痛みや腫れなどが起こります。

ランニングでは通常体重の2〜3倍の力が膝付近にかかるのですが、その重さを筋肉や靱帯が支えきれないことによって起こります。



■ シンスプリント
ランニングや練習量が増えると足の脛(すね)の内側あたりに痛みを伴うスポーツ障害です。

押すと痛みが出るのが特徴的で、この状態のまま練習を続けていると疲労骨折になる可能性があるので注意が必要です。

筋肉が疲労し、柔軟性が低下することによって、骨を覆っている骨膜が常に引っ張られた状態となって炎症を起こすと考えられています。

 

上記の各ケガについては過去のブログで詳しく触れていますので、そちらも見て頂ければと思います。

 

スポーツ障害の予防

これらのスポーツ障害を予防するためには、普段からのストレッチやマッサージなどで筋肉の柔軟性を高めておくことが大切です。

特に膝周辺部のケガには大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前の筋肉を柔らかくしておくことが有効です。

 

ではご自身やお子さんの身体はどれぐらいの柔軟性があるのか、簡単にチェックしていきましょう。

 

柔軟性セルフチェック!

1.背中で手が結べますか?

背中で手と手がつかめると肩の柔軟性はかなりよい
手と手の間が5cm以上離れている場合は肩の柔軟性が低い傾向にあります。
どちらか一方のみ手がつく場合は、柔軟性に左右差があります。
背中で手と手がつかめると肩の柔軟性はかなり良いです。
左右どちらも比べて行ってみましょう

 
 
 
 
2.前屈して足首がつかめますか?
膝をまっすぐ伸ばして足首をつかんでみましょう

膝をまっすぐ伸ばして足首をつかんでみましょう。

長座の姿勢になり、膝を曲げないで足首をつかむように前に身体を倒します。

足首がつかめない場合は、腰背部およびハムストリングス(太ももの裏の筋肉)の柔軟性が低い傾向にあります。

 


3.肘がまっすぐ伸びますか?

腕をまっすぐ伸ばして手首を軽くそらせます

腕をまっすぐ伸ばして手首を軽くそらせます。

片方の手でもう片方の手首を持ち、肘を伸ばします。

肘がまっすぐ伸びない場合は、手首を手前に曲げる筋肉群の柔軟性が低い傾向にあります。

肘関節を形成する骨の配列(アライメント)に問題がある場合もあります。


 

4.かかとがお尻につきますか?

うつぶせの状態になり同じ側の手で足首を持って行います

うつぶせの状態になり同じ側の手で足を持って行います。

うつぶせの状態になって足がお尻につくかどうかをチェックします。

かかとがお尻につかない場合は、大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の柔軟性が低い傾向にあります。

左右どちらとも行ってみましょう。

 

5.前屈して肘が床につきますか?

痛みがある場合はムリをせず、できる範囲でチェックしましょう

開脚した状態からゆっくりと身体を前に倒していきます。

脇をしめた状態で肘が床につかない場合は、ハムストリングスや内転筋などの柔軟性が低い傾向にあります。
痛みがある場合はムリをせず、できる範囲でチェックしましょう。


 

 
6.膝を伸ばして90°あげられますか?

膝を曲げずにゆっくりと足をあげます

仰向けになり、両手で足の膝裏を持つようにしてゆっくりとあげていきます。

床面から見て90°までいかない場合は、ハムストリングスや臀部(でんぶ:お尻のこと)の柔軟性が低い傾向といえます。
膝を曲げずにゆっくりと足をあげていきましょう。

 

 

 

いかがでしたか?

思ったより柔軟性が低いと感じた方も多いと思います。

しかし、ストレッチなどをコツコツとしていけば必ず改善していきます。

最後にストレッチのコツについて簡単に書いておきます。

 

柔軟性を高めるために覚えておきたいストレッチのコツ

1) 身体が温まった状態で行う(入浴後、軽い運動後)
2) 反動をつけず、ゆっくりと20秒〜30秒かけて行う
3) 息を吐きながら行う
4) 伸ばす筋肉を意識する
5) 継続して行う
もし、ストレッチをしていてもなかなか柔らかくならない、ストレッチのやり方がわからない、ケガが減らない、痛みが治まらない、などがあればお気軽にご相談ください電話
私たちが痛みなくスポーツを楽しむためのサポートをしていきますサッカー

当院へのアクセス

 

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針中野フィジカルケア鍼灸整骨院

住所〒546-0013
大阪府大阪市東住吉区湯里1-14-4
TEL06-6702-7004
受付時間月〜金 10:00〜21:00
土   10:00〜19:00
オンラインショップhttps://physical.theshop.jp/
院長郷田 博基
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
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