坐骨神経痛についての鍼灸治療

こんにちは。

今回は坐骨神経痛と鍼灸のアプローチの仕方について書いていきたいと思います。


坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)は、症状を表す言葉であって病名ではありません。人の体の中で最も大きな神経である「坐骨神経(ざこつしんけい)」。その太さは親指ぐらい、長さは約1mもあります。その坐骨神経が圧迫を受けたり、炎症を起こすことで、痛みやしびれの症状が起こることを「坐骨神経痛」といいます。

坐骨神経は、腰から骨盤、お尻、太ももの裏側を通り、ひざ裏の少し上辺りから2つにわかれ、足先まで繋がっています。お尻からふくらはぎまでの足の裏側の筋肉や、膝下の皮膚感覚の大部分は、この坐骨神経によって支配されています。

そのため、その症状はお尻、太ももの裏側や外側に出ることが多くなります。症状がひどい場合は、ふくらはぎやくるぶし、足の裏、足の甲、足先にまでおよびます。発作的に痛みが起こることもありますが、多くは慢性的に痛みが継続します。痛み方もさまざまで、焼けつくような痛み、切られるような痛み、ひきつるような痛みなどがあり、激しい痛みで立っていることがつらくなったり、歩行が困難になったり、夜眠れなくなったりと、日常生活に支障をきたすこともあります。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛は、腰痛持ちの人に起こりやすい症状と言えます。腰痛時に一時的な痛みの緩和を続けるだけで、根本的に腰を治していないため、弱くなっている腰が坐骨神経痛を発症するのです。

慢性的な腰痛以外に坐骨神経痛の原因としてあげられるものに、腰椎椎間板ヘルニア、分離滑り症などがあります。中でも腰椎椎間板ヘルニアによって起こることが多いようです。これは、ヘルニアによって坐骨神経が圧迫されるため炎症を起こし、痛みやしびれを誘発するものです。

このように原因が特定できるものもありますが、病院で検査を受けても、その原因がはっきりしないことも多いようです。

坐骨神経痛に効果的な鍼治療

鍼治療では、鍼を刺入する刺激によって筋肉や神経へ流れる血液量を増加させ、筋肉の緊張をほぐします。そのため、筋肉の緊張によって圧迫されていた神経への刺激が和らぎ、炎症が抑えられるので、痛みが緩和されます。坐骨神経痛の場合の多くは、全身の筋肉の緊張、特に腰と背中の筋肉の緊張が強いため、その緊張をほぐすことが大切です。

また、気の流れが悪くなりバランスが崩れている場合、鍼治療により、気の流れをよくしてバランスを整えるなど、自然治癒力を高めることができます。

このように、鍼治療は坐骨神経痛に対して、非常に有効ですが、今までにまったく腰痛がなかったのに坐骨神経痛が起こった場合は、重大な疾患(脊椎や骨盤内の腫瘍など)が隠れていることも考えられるので、早めに専門医による検査を受けることをおすすめします。

京都 鍼 坐骨神経痛症状の出ている範囲で、坐骨神経痛のパターンを分けていきます。@足全体に出る場合A坐骨神経ラインに出る場合B太ももの前に出る場合C臀部〜太ももの外側に出る場合とわけます。ということは各々、下肢神経痛だとか大腿神経痛とかという名前が適切かもしれませんが、ここでは一括りで坐骨神経痛として扱います。

@の足全体に症状の場合は大腰筋の緊張だと考えます。大腰筋は第12胸椎もしくは第1腰椎から大腿骨の小転子に付着しているので、大腰筋が緊張すると足へ行く神経を全て圧迫するという考えですね。大腰筋刺鍼をします。
残りの3つも、神経の出口である神経根周囲を緩めるために大腰筋に鍼をします。

Aの坐骨神経ラインに症状が出ている時は神経根の大腰筋、梨状筋、ヒラメ筋がポイントとなります。全てインナーマッスルが重要になります。大腰筋、梨状筋には5番、ヒラメ筋には10番をつかいます。

Bの大腿神経ラインに症状が出ている時は神経根の大腰筋、腸骨筋、中間広筋を鍼で緩めます。腸骨筋を刺す時は仰臥位で、膝下に三角枕を使って腸骨筋を軽く弛めた状態にして、上前腸骨棘を中心にして腸骨に沿わすようにしてうちます。また、中間広筋は圧痛からラインが緊張しているかをさぐり、そのラインに斉刺(直刺して骨にあて、その両横から斜刺をして三方向からにアプローチ)をします。

Cの外側大腿皮神経ラインに臀部から〜太ももの外側、場合によってはすねの外側に症状がでているのも、神経根を緩めるために大腰筋に鍼をします。更に、外側大腿皮神経は腰方形筋を貫いているとこが多いので腰方形筋も緩めます。そして、小臀筋も緩めます。中殿筋の時もそうですが、小臀筋のような大きな筋肉には10番を使います。これで、症状が残る場合には外側広筋にも、先程の中間広筋のように斉刺をします。また腸骨筋にも緊張が見られる場合があります。
神経の通り道をたどっていってやって、絞扼しそうな筋肉の緊張をといていきます。症状が現れてから時間がたっていると、神経根周囲だけでなく局所の方も鍼をしなければなりません。


当院では鍼のみでなく特殊な電気で深部の筋に運動させていき筋力アップっもしていきます。
さらに、立ち姿勢や足のバランスを計測し負担のかかっている原因にアプローチをかけ再発防止に取り組んでいます。
もしご興味があれば是非一度ご連絡ください。

当院URL⇒http://physical-care.e-chiryo.jp/ 

膝のお皿の痛み(膝蓋軟骨軟化症)について

 

今日は、膝のお皿が痛いという人のお話をします!

 

膝蓋軟骨軟化症とは/特徴と原因

膝蓋骨(ひざの皿)の裏側の軟骨が、大腿骨(太ももの骨)とこすれてすり減り、

炎症を起こして軟らかくなったり(軟化)、ふくらんだり(膨隆)、亀裂が入ったりと、

軟骨の変形を生じるのが膝蓋軟骨軟化症です。

イラスト:膝関節の構造図解

膝蓋軟骨軟化症が疑われる症状

膝の痛みや、それに関連する症状として、以下のような特徴が見られる場合は

膝蓋軟骨軟化症が発症している可能性があります。

画像:膝蓋骨の痛みと不安定感

  • 階段の登り降り、正座からの立ち上がり、スポーツなど、膝を使う運動をした時に膝蓋骨(ひざの皿)周辺に痛みを感じる
    →膝を動かした時にゴリゴリと音がすることもある
  • ひざの皿を押した時に痛みがある
  • ひざの皿の違和感・不安定感を感じる
    →皿が引っかかるような感じがしたり、膝を伸ばすときに

    きしむような感覚がある。

治療せずに放置すると、軟骨のすり減りが進み、

ただ立っているだけでも痛みを感じるような状態にまで悪化します。

似たような症状が表れる膝の障害に「膝蓋大腿関節症」があります。

 

【主な原因】
体重による負荷や外部からの衝撃によって膝蓋骨と大腿骨がこすれ合い、

その摩擦によって軟骨がすり減っていきます。
膝蓋骨に負担をかける主な要因には、「膝の使いすぎ」「外傷」「その他」があります。

 

  <膝の使いすぎ>
スポーツなどで膝を酷使することで発生しやすく、スポーツ障害の一つとしても知られています。

ジャンプのくり返しやランニングなどで膝蓋軟骨に大きな負荷がかかるため、

長距離ランナーやジャンプ系のスポーツ選手に多く見られます。

太ももの筋肉(大腿四頭筋)など、膝周辺の筋力不足や、

運動前のウォームアップ不足・ストレッチ不足によっても傷みやすくなります。

 

<外傷(ケガ)>

膝を強打するような事故や怪我が原因で関節軟骨が傷つくケースのほか、

膝蓋骨が脱臼(だっきゅう)してズレている状態も軟骨のすり減りを促進してしまいます。

膝蓋骨の脱臼はスポーツや事故による衝撃で起こるほか、

骨や関節の形が悪いことでも起こりやすくなります(膝蓋大腿関節不適症候群)。

 

<その他>
ほかにも膝蓋軟骨軟化症を誘発する要因がいくつかあります。

X脚
画像:内股の図解

  • 関節や骨の形の異常
    →膝にかかる負荷が均等に分散されず、特定の箇所に負担が集中するようになります。
  • 「X脚(内股)である」
  • 「膝蓋骨の形が悪い」
  • 「膝蓋骨が通常よりも高い、または低い位置にある」
  • 「膝蓋骨が内側を向いている」
  • 「膝蓋腱が長い」

   などの要因が、膝蓋骨への負担を増大させ摩耗を早めます。

   こうした異常は、生まれつき見られる「先天性」のものと、

   生活習慣などによって後から発生する「後天性」のものがあります。

  • 不自然な歩き方
    →つま先が内側を向いた状態で地面を蹴ったり、

    ハイヒールを履いて膝が曲がった状態で歩いたり   

    坂道やぬかるんだ道など不安定な道を歩くといった行為は膝に負担をかけます。

    アスファルトなどショックを吸収できない硬い地面を長時間走行するのも良くありません。

  • 関節軟骨の栄養障害
  • 太もも前面の筋肉「大腿四頭筋」の筋力不足

 

【発症しやすい年代】
10〜20代の若い女性に多く発生します。

これは「女性ホルモンの関係で関節が緩くなりやすく脱臼しやすい」

    「膝まわりの筋力が弱い」

    「ハイヒールなどの不安定な靴を履く習慣がある」

    「つま先が内向きの状態で走る」

    など、膝によくない要因の多くが若い女性に見られるためです。

膝蓋軟骨軟化症の診断・治療・予防

【診断】
「運動時の膝蓋骨周辺の痛み」

「膝蓋骨を指で押した時の痛み(圧痛)」

「膝蓋骨の動きの違和感」など、

膝蓋軟骨軟化症に特有の症状が見られるか、問診、触診などで確認します。

良く行われるチェック法として

@ひざの皿を奥に押した状態で膝の曲げ伸ばしをした時に、

 皿の裏にひっかかりやザラつき感を感じるかどうか 

A痛みのある方の脚で片足立ちをして、その状態で屈伸をした時に

 ポキポキといった音がするかどうかを調べる方法があります。
より詳細な検査が必要な場合は、X線撮影、MRI検査、関節内視鏡検査などを行い、

その画像から骨の異常がないか目視確認します。

 

【治療・予防】
ひざサポーター
治療は、手術を行わない保存的療法が基本となります。

症状を悪化させないよう、スポーツなどは極力行わず安静を保ちます。

その上で、サポーターなどで膝を固定する装具療法、

消炎鎮痛剤で炎症や痛みをおさえる薬物療法、筋力トレーニングやストレッチングによって

膝の筋肉の緊張をほぐし強化も図る運動療法などを、症状に応じて組み合わせます。

こうした治療法でも効果が得られず、日常生活に支障が出るような場合は

各種手術を行うことも検討されます。

予防は、膝周りの筋肉を強化する筋力トレーニングや、

柔軟性を高めるストレッチングが効果的です。その他、X脚や不自然な歩き方など、

「原因」の項目で解説したような、膝蓋軟骨軟化症を誘発する要因を持っている場合は、

その矯正・改善を図りましょう。

膝痛 (滑膜タナ障害)について

 

 今日は

膝の内側に痛みが出た場合の症状の話をします!

 

「タナ」について
膝の関節の内部には、関節腔(かんせつこう)という空間があり、

その空間は滑膜ヒダという膜のような壁で仕切られています。

そのうち膝蓋骨(膝の皿)と大腿骨(太ももの骨)の間のヒダは、

ものをのせる棚(たな)のように見えるため、タナと呼ばれています。

滑膜ヒダは、母親の体内にいる胎児期に一時的に作られるもので、

胎児の約半数は産まれた後もそのまま残ります。

特に何の機能も持たない組織であるため、切除しても問題ありません。

 

画像:棚障害の図解

タナ障害は、膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで、

タナが膝蓋骨(膝の皿)と大腿骨の間に挟まり、

大腿骨の下端の膨らんだ部分とこすれて炎症を起こして

腫れや痛みが出る症状です。

膝の屈伸と打撲を伴うスポーツ種目によく見られます。

また、体質的にタナに厚みがあったり大きかったりする人は、

膝を酷使した状態(オーバーユース)で膝を強打したりすると、

症状が現れやすくなります。特に太ももの筋肉が疲労していると、

筋肉が緊張しているため、タナの摩擦が強くなり、症状が出やすくなります。

患者は10〜20歳代の若い人に多く、男性よりも女性の割合が高いです。

 

【タナ障害が発症しやすいスポーツ】
野球、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、陸上競技など

 

タナ障害の診断・治療・予防

【診断】
痛みのある箇所や、膝を動かした時の音からタナ障害が疑われる場合、

MRI検査の画像診断でタナの存在を確認して最終診断を下します。
タナ障害を見つける簡易な方法として、

膝の皿の内側に親指を当てた状態で膝の曲げ伸ばしをします。

この時コキコキ、ポキポキといった音がすればタナ障害の可能性が大きいです。

【治療】
軽症の場合は、運動量を抑えたり、運動後に患部を冷やすアイシングや、

炎症を抑えるシップなどの消炎鎮痛剤、太ももの筋肉のストレッチングをしたりして対処します。

大抵の場合は、激しい運動を控えて安静を保っていれば、

徐々に炎症が治まって2ヶ月前後で治ります。
繰り返し痛みが生じたり、数か月にわたって痛みが引かないなど重症の場合は

痛み止めの注射をしたり、関節鏡(関節内に挿入する内視鏡)による

手術「関節鏡視下郭清術」でタナを切除することもあります。

【予防策】

イラスト:膝関節を伸ばすストレッチング法

予防として有効なのは、膝周りの筋力を鍛えるトレーニングや

柔軟性を高めるストレッチングを行うことです。

タナの摩擦が弱まり、炎症が起きにくくなります。

また、患部の冷えは炎症を引き起こしやすく、

悪化させる要因ともなるため、常日頃から

膝を冷やさないように注意しましょう。

カイロ、入浴、ひざ用のサポーターなどの装着など(温熱療法)で対応できます。

 

こういう症状がある場合

早めの治療をおススメします!

スポーツ傷害、急性外傷のRICE処置について

こんにちは!

今日は、スポーツ現場でのケガの際に行われるもっとも有名な処置法、RICE処置について解説していきます。

R・・・Rest 

I・・・Icing 

C・・・Compression 

E・・・Elevation 

の頭文字をとっています。          

捻挫、打撲、肉離れと思われるケガ(スポーツ外傷といいます)は正しい処置をすると、痛みと腫れを抑えることができ、より早くスポーツの現場に復帰することが可能です。

スポーツの場面では様々な事態が予測されますので、競技や練習のときは氷とバケツに入った水、伸縮包帯、ガーゼ、テーピングなどを用意しましょう。          

1)安静。

ケガをしたところを無理に動かすとひどくなることがあります。患部を動かさないようにある程度固定し、様子をみることが大切です。          

2)氷冷。

ケガをしたところを冷やす。

このことにより患部の毛細血管が収縮されて出血を抑えることができ、腫れを防ぐことができます。

また冷やすことで痛みを軽減する作用が得られるので、筋痙攣のときにも有効です。

ケガの受傷後のリハビリテーションやスポーツ活動をした後に腫れてくるときなどにも効果的です。          

方法としてはアイスパックや氷、水などを用いて患部を20分〜30分ほど冷やします。

皮膚の感覚が冷たい感じ→ヒリヒリする感じ→しびれて感覚がなくなる感じ、と時間の経過と共に変化します。

30分以上すると今度は反応性の血管拡張が起こってしまい、腫れが増大するので注意が必要です。

その後時間をかけて感覚を取り戻します(長くても約1時間まで)。

これを24時間〜48時間繰り返すのが理想です。          

3)圧迫。

ケガをしたところに包帯やテープを用いて圧迫することによって内出血を抑えます。圧迫しすぎると神経や太い血管まで影響が及びますので、患部より先がしびれたり、色が変わったりしないかを確認したうえでおこないます。          

4)挙上。

ケガをしたところを心臓よりも高く上げることで、血液の心臓への戻りを促し、腫れを防ぎます。患部の下に座布団やタオルなどをいれるとより楽に挙上することができます。        

ケガの受傷直後にこのようなRICE処置を適切におこなうと、ケガの回復が早くなります。

ただし処置はあくまでも救急処置です。

最終的な処置をしなければならないケースがありますので、自己判断せず早急に受診していただきますようお願いいたします。

突き指について

こんにちは!

誰でも1度は突き指をしたことがあるかと思います。

しかし、突き指がどういうケガなのかを正確に理解されているかたは意外に少ないのかもしれませんね。

間違った知識による、間違った処置の仕方が、症状を悪化させることは多々見受けられるので、正しい知識を身に着けて対応していただければと思います。

突き指はいわゆる「指の捻挫」状態であり、関節を保護している指の靭帯が衝撃を受けて伸びたり、場合によっては切れたりする状態のことです。

また衝撃がひどい場合には骨折、脱臼なども考えられます。

野球、ソフトボール、バレーボールなどでボールを指先に当ててしまった場合に起こります。        

受傷直後は患部を動かさないように軽く曲げた状態で固定し、氷、アイスパックなどで冷やします。

冷やした指の腫れが2〜3日でひくようなら医療機関にいく必要はないでしょう。

指を引っ張って整復するのは脱臼のときのみであり、靭帯損傷や骨折の場合にはかえって症状を悪化させることになるので注意が必要です。        

2〜3日たっても症状が改善されない場合は早急に受診していただくようお願いいたします。

AEDについて

こんにちは!

最近あちこちでAEDを見かけるようになりました。

ほとんどの方はAEDがどういうものであるかご存じかと思いますが、仕組みや使用方法についてしっかりと理解することが大切なことなので、あえてADEについて書いていきます。

AED(Automated External  Defibrillator)とは自動体外式除細動器のことをさします。

電気ショックが必要な心臓の状態を判断できる心臓電気ショックの器械であり、平成16年7月1日より一般の市民がAEDを用いて除細動を行うことが可能となりました。                                                                             

AEDは持ち運びがしやすいように2〜3sの重量になっています。

突然死の死因の半数以上が心臓疾患による心臓突然死であるといわれており、その大部分は心室細動という病気です。

スポーツ現場においてはボールなどによる胸部への衝撃(心臓震盪:しんぞうしんとう)によって起こることがあります。

子供の胸郭は柔らかく、衝撃が心臓に伝わりやすいため、野球のボールが心臓の位置に当たるとその軽い衝撃でもおこりやすいといわれています。

心臓震盪の原因は衝撃の力によって心臓が停止するのではなく、心臓の動きの中で、あるタイミングで衝撃が加わったときに、致死的不整脈(=心室細動)が発生することであると考えられています。      

心室細動をおこすと心臓がけいれんし、ポンプとしての役割が果たせず、助かるチャンスは1分経過するごとに約10%づつ失われ、10分後にはほとんどの人が死にいたります。

この心室細動を正常な状態に戻す唯一の方法は除細動(心臓への電気ショック)です。      

AEDにはコンピューターが内蔵されており、電極を胸に貼ると倒れている人の心電図を解析し、心室細動と判断された場合には救命の手順を音声にて指示し、通電によって除細動を行います。対応時間が早ければ早いほど除細動の成功率はあがります。

AEDは除細動を含めた救命行為が簡単に出来るように作られています。                                                                            

救命行為の手順は音声ガイドにしたがって行います                                      

AEDを自宅、学校、職場、たくさんの人が集まる公共の施設、スポーツ現場など様々な場所に置き、AEDを使うことで、突然死を防ぐことができるのです。                   

◆バイスタンダーによる一次救命処置(BLS:Basic       Life Support)      

1.早期通報(119番)            

2.早期心肺蘇生            

3.早期除細動            

4.早期病院搬送(救急隊へ引継ぎ)            

医療従事者による二次救命処置(ACLS:Advanced Cardiac Life Support)                                    

バイスタンダー(発見者、そばにいる人)による一次救命処置(1〜4までの救命の鎖を少しでも早く繋いでいくこと)で、救命率を飛躍的に上げることが可能となります。

自分の周りに、どこにAEDが設置してあるか確認しておいた方が、もしもの時に安心ですね。

エコノミークラス症候群について

こんにちは!

皆さんよくご存知かと思いますが、今日はエコノミークラス症候群について書いていきます。

正式名称は「深部静脈血栓症」(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)といい、長時間座り続けることで太ももの奥などに血栓が出来てしまう病気のことをいいます。

ふくらはぎのポンプ収縮作用が著しく低下して血栓を生じさせるといわれており、運動不足が一因となった病気の一つです。   飛行機のエコノミークラスでみられる症状のため、このような名前がありますが、実際にはファーストクラスやビジネスクラスでも起こります。

また新潟中越地震による二次的災害ともなりました。        

エコノミークラス症候群の初期症状として、足の腫れや痛みがあります。

長時間飛行機に乗った、バスに乗ったなど座った姿勢が続いた後に異常を感じた場合は整形外科よりも、循環器科のような専門科を受診することが必要となってきます。

個人差がありますが、フライト後半期から、フライト後一週間以内に何らかの症状が現れるといわれています。          

エコノミークラス症候群を予防するためには、        

◆常に体を動かす(迷惑にならない程度?)        

◆30分に一度は足の軽い体操を行う        

◆水分補給をし、アルコール、カフェインの入った飲料は控える        

◆ゆったりとした服装を心がける        

◆飛行機に搭乗する前に、軽めに飲食をとる        

このようなことに気をつけるよう心がけておきましょう。

運動誘発性アナフィラキシーについて

こんにちは!

今日は運動誘発性アナフィラキシーについて書いていきたいと思います。

「アナフィラキシー」とは、急激に全身的に起こるアレルギー症状のことをさします。

運動誘発性アナフィラキシーは、日常でみかけることの少ない疾患ですが、「食事+運動」で発症することが知られています。 特定の食べ物と運動の組み合わせでアレルギーの初期症状である全身の蕁麻疹(じんましん)、目の充血や目の周りが赤くなって腫れる、冷汗、下痢などが出現、さらに息が苦しい、血圧低下、意識障害などに進展し、救急処置が必要となるケースもあります。

息が苦しいという症状は喘息のでもみられますが、メカニズムは全く異なり、この疾患ではのどの声帯が浮腫(ふしゅ:むくみのこと)を起こして空気の通り道が狭くなってしまうのです。        

原因となる食べ物は小麦、エビ、イカやカニなどの甲殻類、セロリ、トマトなどの野菜、ナッツ類などが多いといわれています。また解熱鎮痛剤に含まれているアスピリンによって引き起こされることもあります。症状の出現は食後4時間くらいまでのことが多く、食事だけ、あるいは運動だけでは症状が出ないのが特徴です。        

対応策としては原因となる食べ物を避け、食後数時間は運動をしないようにするのがよいのですが、なかなかむずかしいこともあります。以前にこのような症状がみられた選手に対しては、        

1)原因と考えられる食物を摂取しないようにする。       

2)食事摂取直後、特に2〜4時間以内の運動を制限する。        

3)運動中に熱感、皮膚のかゆみ、紅斑(こうはん:赤い斑点)、蕁麻疹などアレルギーの初期症状が出現する場合にはすぐに運動を中止する。        

4)万―、初期症状が出た場合は、早めに医療機関を受診する。        

症状は時間の経過とともに、急激に悪化していく場合が多いため、初期症状がみられた場合のすばやい対応が必要となります。

スポーツ心臓について

こんにちは!

今日はトップアスリートにみられるスポーツ心臓について書いていきたいと思います。

スポーツ心臓とは長期間にわたって非常に高度なトレーニングを続けてきた運動選手にみられることがあり、主に心臓の肥大と徐脈(じょみゃく:一分間あたりの脈拍が少なくなること、60以下/分)をさします。

スポーツ心臓がみられる競技には、マラソン・水泳などの持久的能力を要求されるものと、重量挙げ、柔道などの筋力トレーニングを主に行っているものとに分けられます。

持久的競技では、全身の筋肉への酸素補給を長時間にわたり維持するために、体静脈量が増えるので、心臓の容積の拡大を生じるといわれており、筋力トレーニングを行っているスポーツ選手では、運動中に血圧があがり、心臓が血液を押し出す抵抗が増すので、心臓の筋肉自体が強化されぶ厚くなるといわれています。

これらスポーツ心臓にみられる心臓の拡大、肥大や徐脈は、心臓の異常を表すものではないかと懸念されていましたが、現在ではこれらの変化は病的なものではなく、高度なトレーニングによる適応現象であるといわれています。

また長期間のトレーニング成果として副交感神経が優位になるために、徐脈や心電図異常を起こしていることも考えられます。

スポーツ心臓は競技をやめてから約1〜3年程度で消失するといわれていますが、心筋症などとの判別がむずかしく注意が必要です。

特にスポーツ歴が短い、トレーニングの強度が高くない、成人になってから運動をはじめたような人に心臓拡大、肥大、心電図異常などが認められるときには、スポーツ心臓よりではなく他の心臓疾患である可能性がありますので、検査を受けるようにしましょう。

心電図検査などで異常を指摘された場合は、必ず専門医に診てもらうようにしてください。

鉄分の役割

 

 

 

鉄は成人男性で約4.0g、同じく女性で約2.5g、が体内にあります。

その約70%の鉄は赤血球の中にある「ヘモグロビン」にヘム鉄として存在し、

肺から酸素を受け取り、体内を循環して各組織に酸素を送り届ける役割をしています。

また、鉄は、筋肉でのエネルギー生産や肝臓での解毒酵素にも関わりがあり、

欠乏すると鉄欠乏性貧血を引き起こし、過剰になると肝臓ガン発生の一因にもなります。

 

■ 鉄は赤血球の形成に不可欠 :

鉄は赤血球の形成過程に関わります。

 【赤血球の生産】
   赤血球は、細胞の分裂過程とその成熟過程の2段階で、

   作られます。
   【1】分裂過程:骨髄中の造血幹細胞が分裂
           分裂過程には、葉酸とビタミンB12が必要
   【2】成熟過程:赤血球として機能するようになる
           成熟過程には、鉄とビタミンB6が必要

もし、鉄が不足すると赤血球の成熟が十分に進まないため、

赤血球中のヘモグロビンの合成率が下がり、

未熟な赤血球が作られることになります。これは貧血症状の多くを占める

「鉄欠乏性貧血」の一因となります。

 

貯蔵鉄:肝臓や脾臓、骨髄、筋肉に蓄えられる鉄

鉄欠乏性貧血は貯蔵鉄が枯渇したときに引き起こされます。

食物摂取からの鉄が少ない場合、貯蔵鉄を使い赤血球が合成されるため、

すぐに鉄欠乏性貧血となることはありません。

 

■ 鉄はヘモグロビン(赤血球内)となり、酸素を運ぶ:

赤血球内にあるヘモグロビンは、肺で酸素を受け取り体内を循環して、

各組織に酸素を送り届ける役割をしています。

■ 鉄はミオグロビンとして、酸素を筋肉に貯蔵する:

筋肉にあるミオグロビンが、ヘモグロビンから酸素を受け取り筋肉内で

酸素を貯蔵する役割をしています。

筋肉中のミオグロビンには3〜5%の鉄が含まれています。

ミオグロビン
筋肉中にあって酸素を代謝に必要な時まで貯蔵する役割。

ヘモグロビンと同じ色素タンパク質。ヘモグロビンよりも酸素との結合力が強いため、

ヘモグロビンから酸素を受取ることができる。

動物の筋肉が赤いのは、このミオグロビンの色によるもの。

 

■ 鉄は、筋肉エネルギー源の生産に必要な酵素の成分:

鉄は、筋収縮のエネルギー源であるATPの生成に関わる酵素の構成成分です。

ATP(アデノシン三リン酸):

筋肉はATPという物質を持っています。

このATPが分解して無機リン酸を放出し、ADP(アデノシン二リン酸)に

変わる時に発生するエネルギーを使って筋肉を動かします。

機能鉄:ヘモグロビン・ミオグロビン・酵素にある鉄

鉄の体内での分布は大きく3つに分類できます。
・機能鉄 − 血液や筋肉内に含まれる(70%)(酸素運搬と酵素機能)
・貯蔵鉄 − 肝臓や脾臓、骨髄、筋肉に蓄えられる
・組織鉄 − 髪の毛や爪などの組織に含まれ、組織成分となっている

 

■ 鉄不足が貧血を招き、冷え性や肩こりにもなる:

鉄欠乏性貧血になると血液に十分な酸素がないため、体じゅうの細胞が酸素不足に陥ります。

そのため、心臓も息切れが起きて負担が大きくなる一方、脳も酸素不足でボーッとしたり、

頭が重い、体がだるいといった症状があらわれます。

同じ状態は肩の筋肉にも発生し、貧血になれば当然、肩こりが起こるわけです。

肩こりの三大原因は、1)姿勢に悪さ

          2)悪い姿勢をつくる生活環境

          3)ストレスですが、貧血が絡んでいることが多いのです!

 

■ 鉄は肝臓で、解毒、活性酸素発生源、C型肝炎、肝ガンに関係:

1)肝臓での解毒作用に関与:チトクロムP450
別名、シトクロム、サイトクロム。シトクローム。チトクロムとは、

酸化還元機能を持つヘム鉄を含有するヘムタンパク質の一種。

チトクロムP450は、肝臓において解毒を行う酵素として知られ、

ステロイドホルモンの生合成、脂肪酸の代謝など、生物の正常活動に必要な反応にも関与している。

 2)鉄は銅とともに肝臓での活性酸素の有力な発生源

 鉄分の過剰摂取や、鉄や銅などが肝臓に蓄積する病気:

慢性肝炎(特にC型)により、鉄が蓄積されると活性酸素が細胞を傷つけるばかりでなく

遺伝子障害なども引き起こし、肝臓病を進行させるばかりでなく肝癌の発生にも関係しています。

肝機能が弱っている場合は必要以上の鉄分を蓄積するため、

肝臓に良いとされる食物を控える必要があります。これらの食物は鉄分を多く含む食物だからです

レバー類、ホタテ、カツオ、マグロ、はまぐり、シジミ、あさり、納豆、

大豆、アーモンド、ホウレン草、パセリ、タマゴなどは、肝臓に良いとされる鉄分の多い食物です。

 

 

鉄分は、スポーツ選手・アスリートには、もちろん

一般に生活するうえで必要となる成分です!

 

 

当院へのアクセス

 

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針中野フィジカルケア鍼灸整骨院

住所〒546-0013
大阪府大阪市東住吉区湯里1-14-4
TEL06-6702-7004
受付時間月〜金 10:00〜21:00
土   10:00〜19:00
オンラインショップhttps://physical.theshop.jp/
院長郷田 博基
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
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