ハンドボール選手に多いスポーツ傷害について

こんにちは!

今日はハンドボール選手に多く発生するスポーツ傷害について書いていきます。

 

ハンドボールは手によるボールパス、ドリブルなどを行い、シュートを放って得点を競う競技です。

1ゲーム、60分間にわたってコートの中を走り回るので、瞬発力とともに持久力も要求されます。

またディフェンスは身体をはって守るためコンタクトプレーとなることが多く、

格闘技の要素も併せ持つスポーツといえます。

外傷と障害の割合では外傷のほうが多く、

これはコンタクトプレーによる相手との接触が原因となることが多いようです。                                

よくみられる傷害については、腰痛症、足関節捻挫、

ジャンパー・ニー(膝蓋靭帯炎)、手指の外傷 などがあります。

 

★腰痛症

発症は急性(腰部捻挫、打撲など)、

慢性(原因がよくわからないまま腰痛が発症する、再発性も含む)の経過をとります。

主な原因は以下のとおり。        

 

1)スポーツ活動によって強い力が腰部に加わることにより、腰部椎骨を支えたり、各方向へ動かす筋肉、筋膜、腱、靭帯などが部分的な損傷や炎症が生じます。これは急性腰痛症と考えられます。        

 

2)これらの軟部組織の損傷によって、二次的に誘発される反射性筋痙攣や、過度なスポーツ活動の継続による筋疲労によっても腰痛症は起こります。

局所的な血行障害が起こり、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉群)や腰仙筋(ようせんきん:腰の筋肉)に血液がいきにくくなり、疼痛を発生します。        

 

3)腰仙部の軟部組織の小さな外傷、炎症が時間や日にちをおくにつれて、拘縮(こうしゅく:固まってしまうこと)、筋弱化などがすすみ、局所的な血行障害とともに脊髄神経を刺激し、腰痛が起こりやすくなります。        

2、3、は慢性的に起こる原因不明の腰痛症と考えられます。                   

 

一般的に腰部の圧痛、運動痛、腰椎の運動制限が認められますが、

神経学的な異常はみられないものです。

ただし、腰痛に関しては他領域(内科・婦人科・泌尿器科など)の疾患が考えられるため、

原因不明のものに関しては注意が必要です。

脊柱、とくに腰部を酷使するスポーツでは、

正しい姿勢・動作の保持が大切で、日常生活においてもその心がけが必要です。

また肥満は腰部に過負荷をもたらし、

腰椎と骨盤のリズミカルな動きを制限して腰部障害をもたらす一因となります。

ハムストリグスの拘縮も腰椎・骨盤リズムの不調をもたらし、

代謝的に働く腰仙筋の過労が加わって腰痛を引き起こします。    

したがって、スポーツ活動においてハムストリングスのストレッチングや腹筋群の筋力強化、

肥満の防止が重要な予防手段といえるでしょう。


 

★足関節捻挫

スポーツ外傷の中で最も多いケガの一つです。

足部の「内側ひねり」による内反(ないはん)捻挫と、

足部の「外側ひねり」による外反(がいはん)捻挫があります。

圧倒的に内反捻挫が多く、

この場合は外側くるぶし周囲の靭帯の損傷(この場合は靭帯が引き伸ばされること)であり、

逆に外反捻挫では内側くるぶし周囲の靭帯の損傷となります。                         

 

症状としては痛み、腫れ、運動痛などがあり、

関節の可動域(本来動かすことのできる関節の角度範囲)の異常などが見られます。                        

 

初期治療にはRICE処置(「ケガの応急処置」にて解説)が効果的です。

痛みのなくなった段階でのリハビリテーションとして筋力強化(つま先立ち、かかと立ち)

などが効果的ですが、これは足関節捻挫の予防にもなります。

関節の不安定性(グラグラする)が強い場合は手術をすることもあります。


 

★ジャンパーズ・ニー

ジャンプ競技の選手や長距離走などの選手によく見られる症状で、

膝蓋靭帯の炎症のことを言います。

ランニングでは通常体重の2〜3倍の力がかかり、

それを大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)、膝蓋骨、膝蓋靭帯でクッションの役割を果たしています。

このストレス吸収機構が繰り返しや大きな力によって、

靭帯はわずかに断裂したり、炎症を起こしたりします。        

原因は大腿四頭筋のオーバーユースにあると考えられ、

柔軟性の低くなった筋肉が過度に伸ばされることで膝蓋靭帯に損傷を与えると考えられています。

膝の下あたりの不快感、圧痛、腫れなどが見られます。        

しばらく運動を中止して十分な休息をとることで、症状は回復することが多いようです。

大腿四頭筋の柔軟性を回復するためにストレッチを取り入れ、

ハムストリングス(太ももの後ろ側の筋肉)とのバランスを考えた筋力アップが大切です。


以上参考にいていただければと思います。

 

最後に・・・

これら、ハンドボールによるお悩み、

上記身体の不調に対するお悩みがございましたら

当院までお気軽にご相談ください!

 

大阪市東住吉区湯里1-14-4

06-6702-7004

 

土日祝日も診療、アスリート専門

針中野フィジカルケア鍼灸整骨院

アスリートとタバコの関係

こんにちは!

今日はアスリートとタバコの関係について書いていきます。

喫煙は一般の人にとって、そしてもちろんアスリートにとって有害なものであるということは周知の事実です。

しかしスポーツをしている選手でさえも一度喫煙習慣を身につけてしまうと、そこから抜け出すのは容易なことではありません。         

「体に悪いのはわかっているんだけど・・・」         

と思ってみてもやめられないのは立派な中毒です。

タバコの有害性を選手に指導していくのはトレーナーの大切な役割です。                  

●1日20本タバコを吸い続けている人と、吸わない人との平均寿命の差は約7.5年        

●肺がんの原因のうちタバコに起因するものは約70%        

●胃潰瘍(かいよう)や十二指腸潰瘍の発生率は吸わない人に比べて約2〜3倍        

●1日20本タバコを吸う人が心筋梗塞でなくなる可能性は吸わない人に比べて約3倍        

●1年間でタバコが原因となってなくなる人の数は約10万人(交通事故死亡者の約10倍)        

●タバコに含まれる有害成分は約200種類、そのうち発がん性物質は約50種類

 


★タバコの煙                                        

タバコの煙の中には、約4,000種類以上の化学物質が含まれており、このうち200種類以上が有害物質といわれています。代表的な有害物質としては、ニコチン、一酸化炭素、タールに含まれるベンツピレンなどの発がん物質があげられます。        タバコの煙は「主流煙」といわれる、喫煙者がタバコから直接吸い込む煙と「副流煙」といわれるタバコの火のついた先から出る煙とに分けられます。主流煙と副流煙の成分を比較すると、副流煙の方にニコチン、一酸化炭素、タール(発ガン物質を含む)などの有害物質が約2〜4倍多く含まれています。        副流煙は喫煙していない人にもその害を及ぼすことになります。有害な煙を吸わない環境を保障してもらわなければなりません。                                                

 

★タバコとスタミナ

アスリートにとって一番問題となるのはタバコとスタミナの関係です。

タバコの不完全燃焼によっておこる一酸化炭素は体内に入ると、本来酸素と結合するはずの血液中のヘモグロビンと結合してしまい、酸素がヘモグロビンと結合するのを妨げます。        

その結合の強さは酸素の200倍といわれ、酸素を血液中に運搬する役割のヘモグロビンが十分酸素を運搬できず、一酸化炭素ばかりを運んでしまうことで全身が酸欠状態になってしまうのです。        

これによって心臓は酸素を取り込むためにより早く、より強く働くことを強いられてしまいます。

また呼吸がより困難になってしまうために動脈を圧迫し、血圧上昇を招きます。

さらにタバコの煙は交感神経を刺激してさらに心臓に負担をかけてしまうのです。        

このような状況の中でスポーツを行えば、持久的な能力が落ちてしまうばかりか、体にとって非常に危険な活動となってしまいます。

またタバコは活性酸素を大量発生させる要因ともなるのです。        

運動において、エネルギーを消費するための酸素は不可欠なものです。

その酸素が体内に十分いきわたらない状況になる喫煙習慣はアスリートにとってはよいことではありません。

 

コンディションとタバコ                                        

タバコはアスリートのコンディションとも大いに関係があります。

ケガをしたときや風邪を引いたときなどにタバコを吸うと、ケガの回復が遅くなったり、風邪がいつまでたっても治らないという状況をつくってしまいます。        

タバコの煙の中にはアクロレインやアセトアルデヒドなどの刺激性物質があり、これらが気道粘膜を刺激したり、繊毛(せんもう)をいためつけてしまうことでウイルスが体内に侵入しやすくなり、慢性気管支炎などの呼吸器疾患をひき起こします。

また喫煙者は風邪を一度ひいてしまうとなかなか治りにくいともいわれています。        

またタバコは風邪やケガの回復にかかせないビタミンCを破壊してしまいます。

風邪をひいたから、ケガが回復するために、とビタミンCの補給を心がけても、タバコによってビタミンCは消費してしまい、肝心のケガの回復には役立たないということになってしまいます。        

さらにタバコは血液中が酸欠状態になっていることから、末梢血行障害を引き起こしたり、内出血後の治癒が遅くなるということもいわれているのです。

 

★プロテインとタバコ

タバコを吸うことは体にとって負担になります。

タバコによって体内に入ってきた有害物質に対抗するために、体はたんぱく質をとることで抵抗します。

トレーニングや練習を行い、体をつくるために食事に気をつけて、栄養のバランスなどを考えてたんぱく質を摂取していても、タバコを吸ってしまうと一方ではそのたんぱく質を消費してしまうのです。        

またタバコは食欲を減退させてしまう原因となります。禁煙した人が太ってしまうことが多いことからもわかると思います。

アスリートとして競技をする人がしっかり食事が取れない状況になってしまうことは、選手生命としても致命傷となりかねません。                                                                               

 

★体の外側に与える影響                                        

タバコのにおいというのは吸わない人にはすぐにわかります。

換気のいいところで吸っていても、体に染みついたにおいというのは本人が気づかないだけで、周囲にはすぐにわかるほどです。        

タバコのヤニもまたよく目につきます。タバコの吸った先のフィルターが茶色に汚れているように、自分の体内ににも同じ汚れが入っていることになるのです。

特に歯は黄ばみやすく、さらに吸い続けている人は汗にまでヤニが出てくるため、黄色い汗をかくといわれています。        

さらに煙にはアンモニアが含まれているのですが(タバコの煙を参照)、肝臓に悪影響を与えるだけではなく、その刺激によって目の充血も引き起こします。

タバコは体の内側だけではなく、外側にも深刻なダメージを与え続けるのです。                                                           

★受動喫煙                                        

タバコの煙には主流煙と副流煙があり、副流煙のほうにタバコの有害成分がより多く入っています。

他人の吸った煙を吸い込むことでおこる「受動喫煙」は非常に有害なものであることを認識する必要があります。        

換気はもちろんですが、吸う場所を限定すること、喫煙者と非喫煙者を分別することが重要になります。

親の喫煙が子供の体に悪影響を与えることもさかんにいわれており、吸う人の「他人の生活環境への配慮」と吸わない人の「副流煙を吸わない環境とその権利」が求められます。        

オリンピック会場が禁煙になっているように、今後国際的にみても、アスリートを取り巻く環境は禁煙へと進んでいくものと思われます。

 

タバコは「百害あって一利なし」といわれていることからもわかるように、アスリートにとって有益なものとはいえません。

喫煙習慣のある選手はすぐにタバコをやめるようにしましょう。        

「やめたくてもやめられない」        

は立派な中毒症状です。

このことを自覚してタバコをやめる努力をはじめることが肝心です。        

●タバコをやめたことによる体の変化の目安

【30分後】:タバコを吸うことによって上がっていた血圧が正常になる        

【1日後〜】:心臓発作の危険性が減る        

【3日後〜】:ご飯がおいしく感じられるようになる        

【7日後〜】:熟睡できるようになる        

【2週間後〜】:肌がすべすべになり、つやが戻る        

【2ヵ月後〜】:疲労感が少なくなる        

【1年後〜】:心臓疾患による死亡率が2分の1に減少する        

【5年後〜】:肺がんでの死亡率が2分の1に減少する        

【10年後〜】:肺がんの死亡率が10分の1に減少する

 

今、世の中の流れは禁煙の方向性ですね。

健康なイメージのアスリートやスポーツ選手はとくにそうです。

身体の健康・パフォーマンスのためにも禁煙をすることをおススメします。       

バレーボール選手に多いスポーツ傷害について

こんにちは!

今日はバレーボールの選手に多いスポーツ傷害について解説します。

バレーボールは、トス、アタック、ブロックなどジャンプの多い競技であり、足が空中に浮いた状態でのさまざまなプレーがみられます。

傷害の大半はジャンプによる外傷、障害ですが、同じ動作を繰り返すことによる慢性障害もみられます。          

ジャンプによる着地衝撃などがストレスとなって傷害に発展することも多く、コートの接地面やシューズなどにも配慮が必要です

よくみられる傷害については足関節捻挫、腰痛症、ジャンパーズ・ニー、ルーズショルダー、手関節捻挫などがあります。


★足関節捻挫

スポーツ外傷の中で最も多いケガの一つです。足部の「内側ひねり」による内反(ないはん)捻挫と、足部の「外側ひねり」による外反(がいはん)捻挫があります。

圧倒的に内反捻挫が多く、この場合は外側くるぶし周囲の靭帯の損傷(この場合は靭帯が引き伸ばされること)であり、逆に外反捻挫では内側くるぶし周囲の靭帯の損傷となります。                         

症状としては痛み、腫れ、運動痛などがあり、関節の可動域(本来動かすことのできる関節の角度範囲)の異常などが見られます。                         

初期治療にはRICE処置(「ケガの応急処置」にて解説)が効果的です。

痛みのなくなった段階でのリハビリテーションとして筋力強化(つま先立ち、かかと立ち)などが効果的ですが、これは足関節捻挫の予防にもなります。

関節の不安定性(グラグラする)が強い場合は手術をすることもあります。                                              


★疲労骨折                                            

疲労骨折は「金属疲労」という言葉から由来されたものです。

スポーツ動作により繰り返し強い力が加わると、骨に微小なストレスが蓄積されていくため、骨に微小な骨折が生じます。

またそのまま放置しておくと完全骨折にいたります。          

脛骨(けいこつ:すねの骨)、中足骨(ちゅうそっこつ:足の甲の骨)、腓骨(ひこつ:すねの骨)などに起こりやすいですが、肋骨(ろっこつ)、大腿骨、骨盤、膝蓋骨(しつがいこつ:膝のお皿の部分)などにも起こります。

また骨の柔らかい若年層に多く発生し、高校一年生が本格的に部活動に参加する6月から夏にかけて多発します。          主な症状としては運動痛と圧痛があり、初期の場合は軽い運動ができることもありますが、進行すると運動することが困難になります。

したがって運動時に関節以外の部位を痛がる場合には疲労骨折を考慮する必要があります。          

ほとんどは1〜2ヶ月の練習中止で治りますが、一度生じると慢性化することが多いため、疲労がたまらないようにすること、練習が単調にならないようにすることが大切です。


★腰痛症(腰部捻挫)

発症は急性(腰部捻挫、打撲など)、慢性(原因がよくわからないまま腰痛が発症する、再発性も含む)の経過をとります。

主な原因は以下のとおり。        

1)スポーツ活動によって強い力が腰部に加わることにより、腰部椎骨を支えたり、各方向へ動かす筋肉、筋膜、腱、靭帯などが部分的な損傷や炎症が生じます。これは急性腰痛症と考えられます。        

2)これらの軟部組織の損傷によって、二次的に誘発される反射性筋痙攣や、過度なスポーツ活動の継続による筋疲労によっても腰痛症は起こります。局所的な血行障害が起こり、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉群)や腰仙筋(ようせんきん:腰の筋肉)に血液がいきにくくなり、疼痛を発生します。        

3)腰仙部の軟部組織の小さな外傷、炎症が時間や日にちをおくにつれて、拘縮(こうしゅく:固まってしまうこと)、筋弱化などがすすみ、局所的な血行障害とともに脊髄神経を刺激し、腰痛が起こりやすくなります。        

2、3、は慢性的に起こる原因不明の腰痛症と考えられます。                   

一般的に腰部の圧痛、運動痛、腰椎の運動制限が認められますが、神経学的な異常はみられないものです。

ただし、腰痛に関しては他領域(内科・婦人科・泌尿器科など)の疾患が考えられるため、原因不明のものに関しては注意が必要です。                   

脊柱、とくに腰部を酷使するスポーツでは、正しい姿勢・動作の保持が大切で、日常生活においてもその心がけが必要です。また肥満は腰部に過負荷をもたらし、腰椎と骨盤のリズミカルな動きを制限して腰部障害をもたらす一因となります。

ハムストリグスの拘縮も腰椎・骨盤リズムの不調をもたらし、代謝的に働く腰仙筋の過労が加わって腰痛を引き起こします。   したがって、スポーツ活動においてハムストリングスのストレッチングや腹筋群の筋力強化、肥満の防止が重要な予防手段といえるでしょう。                                              


★ 腰椎分離症・すべり症                                             

中・高校生のスポーツ選手の約一割が腰椎分離症であるともいわれており、練習時間が長ければ長いほど、またスポーツレベルが高ければ高いほど頻度は増します。

椎間関節の骨の連続性が断たれた状態です。        

これは腰椎部分の疲労骨折が原因となっていることが多く、ほとんどが第5腰椎に起こります。腰痛を訴えますが鈍痛で、下肢痛はみられません。

椎間分離部分に異常可動域が認められ、とくに背中の後屈で痛みが出ます。

このうち発生初期に腰部の安静が保たれた状態では、分離部は癒合しますが、早期に腰痛が軽減してしまうために医療機関で発見されることが少なくそのまま経過してしまうことが多いようです。        

予防・リハビリとしては、腰椎周辺の諸筋肉のリラクゼーションを目的に、背筋群、ハムストリングスのストレッチングを中心とした軽い柔軟体操が効果的です。

中学1〜2年生までは約3ヶ月のコルセットの装着で治ることもあります。                   

腰椎分離すべり症は、分離した部分から上位の椎間が前方にすべる状態のことをいい、この場合は腰痛発症の頻度が高くなりますが、適応のある運動療法で腰痛は軽減します。


★ジャンパーズ・ニー

ジャンプ競技の選手や長距離走などの選手によく見られる症状で、膝蓋靭帯の炎症のことを言います。

ランニングでは通常体重の2〜3倍の力がかかり、それを大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)、膝蓋骨、膝蓋靭帯でクッションの役割を果たしています。

このストレス吸収機構が繰り返しや大きな力によって、靭帯はわずかに断裂したり、炎症を起こしたりします。        

原因は大腿四頭筋のオーバーユースにあると考えられ、柔軟性の低くなった筋肉が過度に伸ばされることで膝蓋靭帯に損傷を与えると考えられています。

膝の下あたりの不快感、圧痛、腫れなどが見られます。        

しばらく運動を中止して十分な休息をとることで、症状は回復することが多いようです。

大腿四頭筋の柔軟性を回復するためにストレッチを取り入れ、ハムストリングス(太ももの後ろ側の筋肉)とのバランスを考えた筋力アップが大切です。                                              


★タナ障害(棚障害)                                             

膝関節の滑膜ヒダをタナ(棚)といい、胎生期の遺残ですが、その大きさや厚さによって障害を引き起こすことがあります。

内側の滑膜ヒダは膝の屈曲動作のときに膝蓋骨(しつがいこつ)の下にもぐりこんで音を鳴らしたり、痛みを伴うとされ、逆に外側の滑膜ヒダは膝の伸展動作のときに痛みを伴うとされています。        

痛みがひどいものについては鏡視下手術などによって取り除くのが望ましいでしょう。

さほどひどくないものについてはアイシングや筋力強化、ストレッチ性の向上など日々のケアが大切になります。


★ルーズショルダー

肩関節亜脱臼や脱臼が習慣性となってしまった肩関節のことを一般的にルーズショルダーと呼びます。

肩関節の柔軟性は個人差がありますが、関節が不安定になってしまうとスポーツをおこなう上で支障をきたすことになります。        

ルーズショルダーは一度の衝撃によっておこるものではなく、長い時間肩関節を使用することでおこってくるものです。

このような傾向が見られた場合はローテーターカフを中心として肩関節周囲筋群の再教育をおこなうことが必要です。

またローテーターカフを覆っている大筋群とのアンバランスさが原因となることもありますので、大筋群に見合ったローテーターカフの強化が必要となるでしょう。        

保存療法で進展が見られないときは手術療法をおこなうことで症状が改善する場合もあります。                                             


★肩峰下滑液包炎                                             

インピンジメントの原因の一つです。

肩関節を取り巻くローテーターカフ、この場合は棘上筋(きょくじょうきん)と肩関節との間には動きをよくする潤滑油のような役割、滑液包があります。

肩に十分休養を与えないまま、使いすぎると滑液包は炎症し、腫れて関節内で癒着をおこします。

そのため筋肉の動きが制限されて、肩のひっかかり感や痛みを誘発するのです。        

初期の段階ですと、十分な休養と炎症を抑えるためのアイシングが非常に有効です。

しかしこの状態のままさらに肩を使いつづけるとローテーターカフ自体を傷つけてしまうことにもなりかねません。

からだの痛みは「使いすぎの警告」と受け止め、無理をせずに休みを取るようにしましょう。        

痛みが軽減してきたら、インピンジメント症候群と同じように十分なアフターケアをおこなうようにしましょう。


★手関節捻挫

手首の捻挫は、手首を過伸展した状態で倒れたときや、手首を急激に曲げたり捻ったりしたときに起こります。

手首の主要な支持組織は手の平と手の甲の部分の靭帯なので、捻挫を繰り返すことで、手の骨の方への栄養供給が少なくなってしまう恐れがあります。        

痛めてしまったら、ケガの部位をアイシング、固定して痛みが軽減するまで休みをとります。

その後、可動域回復のために手首のストレッチを痛くない範囲で行い、筋力強化を図ります。

握力回復のためのトレーニング、および前腕部分のトレーニングを行い、手首周りを鍛えていくことが効果的です。                                               


★有鉤骨(ゆうこうこつ)骨折                                             

手関節の外側(小指側)にある有鉤骨(ゆうこうこつ)は隣接する有頭骨に押しつぶされるときに圧迫されて骨折しやすい「鉤」という部分があります。

この「鉤」への圧迫はバットやラケット、スティックのような対象物からの1回の衝撃によって生じることがあります。

野球、体操、テニス、ゴルフなど手関節のこの部位にしばしばストレスがかかるスポーツにおいて繰り返される衝撃によっても損傷を受けることがあります。        

手のヒールにあたる部位(空手チョップのところ)に痛みと圧痛が見られ、握力の低下や小指のしびれが見られることもあります。このような症状があれば手関節を固定してすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。        

有鉤骨は血流の乏しい部位であり、早期診断、治療しなければ治癒することはまれです。

また保存療法は難しいため、手術で折れた「鉤」を取り除くことが必要です。有鉤骨骨折から復帰するためには6〜12週間の安静とリハビリテーションが必要となります。


以上がバレーボール選手によくみられるスポーツ傷害です。

バレーボールはジャンプ・着地の繰り返しが身体に負担をかけます。

それを十分に理解したうえでの、身体のケアや補強トレーニングを行っていただければと思います。 

胃下垂症についての鍼灸治療

こんにちは。
今日は胃下垂についての鍼灸治療を書いていきたいと思います。

胃下垂について

胃下垂の原因|胃下垂【消化器疾患】

胃下垂とは、胃が正常な位置下まで垂れ下がっている状態です。
胃下垂は痩せている人に多く見られます。胃下垂の人のレントゲン写真を見てみると胃が重みで下に引っ張られて、垂れ下がって長くなっています。このことから胃長と呼ばれたこともあります。
胃下垂の中には胃の緊張が緩んで垂れ下がり胃の働きが低下した状態になってしまう胃アトニーを伴い、色々な症状を引き起こしてしまう場合もあります。こうなってしまった場合は胃下垂症といって治療が必要になります。
胃下垂のひどい時はへそのあたりや骨盤の位置まで落ち込むこともあり、胃そのものの位置が変わるわけではなく、胃の上部は正常な位置にあり、下部が延びている状態です。
胃は、胃液を分泌すると共に蠕動運動を行うことで消化活動をしていますが、胃下垂になった胃はこの蠕動運動が弱くなっているか、もしくは全く機能しなくなっています。そのため、胃に入った食物がうまく消化されなくなる消化不良になり、胃の中に食物が溜まった状態が長く続きます。ひどい胃下垂になってしまった場合、その胃の消化率は通常の胃と比べて、およそ1/3まで下がります。胃に食物が長く残ることによって膨満感が続き、食欲不振になることもあります。また、栄養を十分に吸収できなくなり、軽い症状としては肌荒れなど、様々なところに異常が出る恐れがあります。さらに、胃は何とか内容物を消化しようと胃酸を大量に分泌するようになるため、胃酸過多となり胃炎、胃潰瘍を起こす危険性が高くなります。
さらに、脂肪や筋肉が薄い下腹部に胃が垂れ下がることで胃は冷やされるため、これに影響されて全身が冷え性になります。子宮、前立腺も冷やされ、不妊や尿が出にくくもなります。



胃下垂の原因

胃下垂は様々な要因で起こりますが、胃下垂の原因は生まれつきの体系による先天的なものと、赤ちゃんを産んだときに急激にやせたことによっておこる後天的なものとがあります。他に、虚弱体質や細長の胸などの人にかかりやすくなっていて、さらに、飲酒や過労、ストレスなどが加わって、胃下垂が発症するという流れも多いです。
「胃を支える筋肉や脂肪の少ないやせ型で長身の人」がなりやすいと言われています。その状態で、暴飲暴食、過労、 不安などによるストレスが引き金となり、胃での消化が悪くなって胃に食物が溜まりすぎてしまったために引き起こされることが多いです。そのほか、腹部の手術や出産などを繰り返した場合にも起こります。

    

胃下垂の症状

胃下垂症を伴う胃下垂の場合、胃の緊張感がなく胃の運動機能が低下していますので、胃が長く垂れ下がっています。こうなると胃の中に入った食べ物をかき混ぜる消化作用の働きが落ち、消化不良になります。また同時に、胃の中で消化された食べ物を十二指腸へ送り出すポンプの働きも低下しますので、食べ物が胃に停滞する時間が長くなりもたれる感じが強くなります。コレが激しくなると吐き気や嘔吐になる場合もあります。この他の胃下垂症の症状としては、食事の後のお腹が張る、膨満感がある圧迫感があるなどの症状を訴える人も多いです。痛みなどの判りやすい自覚症状はないため、何の検査も受けないと気付かない場合が多い。主な自覚症状としては、以下のものが挙げられる。

  1. 腹が張った感じ
  2. 少量の食事で満腹を感じる
  3. 食後のむかつき
  4. 食欲不振  

    

胃下垂の検査

胃下垂の人のいは、立った姿勢でエックス線をとったときに胃角がへそ、あるいは腰骨よりも下にあり、胃の一部が骨盤に入った状態になっています。このような人の場合は他の多くの内臓も下垂している場合が多く、特に移動盲腸やいどうS状結腸が併発していることも多いのです。

胃下垂の診断

X線検査にて、胃の位置を確認します。胃下垂の場合は、骨盤腔内まで下がった胃が確認されます。


胃下垂西洋医学的な治療法 

治療は食事療法が中心で、薬は2番目です。また、できるだけ神経を胃に集中させないようにし、適当に運動するほうがよいと言われます。
薬は胃の運動が低下しているので、緩下剤を用いたくなりますが、緩下剤は習慣性があり、これを飲まないと便通がつかなくなったりするので、できるだけ避けた方がよいです。 

 

胃下垂の中医学の考え 

中医学では本病は脾胃虚弱により筋肉を支える力が弱っていることで、腹壁の緊張度が低下、または、腹壁脂肪の欠乏と筋肉弛緩などにより発症するが、虚弱体質、あるいは多産の女性がこの症状にかかりやすいと考えられている。 

当院では鍼灸を用いて体のバランスを整えていきます。
また、特殊な電気治療器(EXE)を用いて内臓に直接働きかけ動きを活発化させて行きます。

体調でお困りの時があれば是非一度ご連絡ください。

当院URL⇒http://physical-care.e-chiryo.jp/

スポーツ>アスリートに必要なストレッチング

 

 

こんにちは!

今日は、スポーツをする上で重要な

ストレッチの話をしていきます!

 

<ストレッチの効果>

ストレッチの効果は、運動前に準備体操の一環として行い怪我を

予防するだけのものではありません。

ストレッチは、硬く縮んでしまった筋肉を伸ばし、本来の筋肉の長さに戻していきます。

伸ばすことで柔らかくなった筋肉は、本来の血流を促すポンプ機能を取り戻し、

酸素や栄養の供給を行い、老廃物や疲労物質を体外へ押し流していきます。

また、普段鍛えられない筋肉を刺激し、代謝を向上させたり、

柔軟性を得ることでしなやかな体つくりに役立ちます。

結果として、肩こり・腰痛改善、疲労回復の他、運動不足解消、脂肪燃焼促進、

運動能力向上、冷え性・むくみの改善、心身リラックスの効果が期待されます。

 

 

▲筋肉が硬くなると、筋収縮し血管を圧迫して血流が悪化します。

▲ストレッチにより筋肉が柔らかくなると、弾力性を取り戻し伸縮する為、

血流ポンプ機能が働きます。

 

 

<どういったことをすれば!?>

ストレッチといっても全て同じではありません!

大きく分けて3種類のストレッチがあります。

 

「スタティック・ストレッチ」(静的)

一般的にストレッチと言われているのは、これです!

体を静止させ、反動を使わずに関節の可動域を段階的に増していき、

無理のない程度に筋肉が伸ばされた状態をしばらく保持し(15〜60秒間)する方法です。

それを何セットか繰り返し行います。

 

ストレッチングの前には体温(筋温)を上げて行うことがすすめられます。

練習やトレーニング前であれば軽い運動やジョギングなどの後に、

普段の生活の中で行うときはなるべく入浴後などを心がけましょう。

仕事のちょっとした合間に行う場合は、いきなり伸ばすよりも、

少しずつ体を慣らしていくようにします。

 ストレッチを行っているときは、伸ばそうとする筋肉が

弛緩(しかん:ゆるむこと)していることが重要です。

体全体ができるだけリラックスした状態で、伸ばそうとする筋肉を意識するようにします。

また呼吸を止めず、まずゆっくりと息を吐くと副交感神経の作用により

心拍数が抑えられ、全身のリラックスへとつながっていきます。

 

【知っておきたいこと】

競技前にスタティックストレッチを多用すると筋が弛緩し、

力が発揮しにくくなるといわれています。

適切なストレッチであればさほど影響はしないと思われますが、

全身が伸びきってしまうほどストレッチを入念に行ってしまうと

神経ニューロンが十分に活動しなくなってしまい、

瞬発的な動きや筋力がおちてしまう可能性があります。

スタティックストレッチがウォームアップとしてのストレッチではなく、

むしろクールダウンのストレッチとして現場で利用されていることからもわかるように、

このストレッチは状況にあわせて行うことが必要となってきます。

 

 

「バリスティック・ストレッチ」(動的)

バリスティックストレッチは反動を利用したストレッチで、

筋肉に瞬間的な刺激を段階的に加えることで、

可動域いっぱいまでストレッチしていく方法です。                   

代表的なものとして、運動選手がアキレス腱を伸ばす時などにお馴染みの、

掛け声をかけながら行う例のやつです。          

どのストレッチもそうですが、このバリスティックストレッチは特に、

体が温まっていない時には向かない方法ですので気をつけて組み込む必要があります。

また、筋肉が疲労している時には、先にスタティックストレッチなどで

筋肉に準備をさせてから行うようにしましょう。

 

 

「ダイナミック・ストレッチ」(動的)

スタティックストレッチが筋肉に対して、一定方向にゆっくりと伸ばしていき伸縮性を

高めるのに対し、ダイナミックストレッチは動きの中で

腕や足などをいろいろな方向に回すことで、関節の可動域を広げるストレッチ方法です。

サッカーでウォームアップのときによく行われているブラジル体操などを

思い浮かべてもらうとイメージしやすいと思います。

骨と骨をつないでいる関節は、その周囲についている筋肉が伸縮することによって、

はじめていろんな方向に動くことが出来ますが、

筋肉の伸縮性が悪くなると関節の可動域(関節の動く範囲のこと)も

制限されてしまいます。関節周囲筋の動きを潤滑にするのがダイナミックストレッチです。

 

 

 

 

という風にストレッチにも種類があります!

特によく行っているスタティックストレッチは

運動前にやりすぎは逆効果ということは知っていましたか?

 

運動の前後には、しっかりストレッチを行い

コンディションを整えるようにしましょう!

 

 

スポーツの肉離れと鍼灸治療

こんにちは。
今日はスポーツ時の急性疾患のひとつ肉離れについて書いていきたいと思います。

肉離れについてひとこと 〜 からだをみる立場から

肉離れに限らずからだの怪我を治すのに一番大事な主役は怪我をされた方自身のからだを治す力です。

私はその主役を引き立てるお手伝いをする脇役でしかありません。

もちろんお手伝いできることは何でもしますが…

 

すごく当たり前のことですが、

からだを治す力を引き出すためにはしっかりと栄養を摂ること、

睡眠を取ることはとても大事です。

食事がからだを作ります。

筋肉を怪我したからサプリメントのプロテイン(たんぱく質)を

たくさん摂ろうというのも一見理にかなっていますが、

たんぱく質をたくさん摂りすぎても結局は脂肪に変わってからだに蓄積するだけという場合があります。

 

これも当たり前のことですが、

サプリメントはあくまで健康補助食品であり、

バランスのよい食事を口から摂るというのが一番だと思います。

寝る子は育つと言いますが、睡眠中に放出量が多くなる成長ホルモンがからだの修復を促進します。

夜更かし、朝食抜きでは怪我の治りが遅くなります。

肉離れと打ち身 〜 当たった、当たっていない

「バレーボールをしていて、急にふくらはぎに痛みを感じて、普通に歩けなくなってしまったのですが…」

「ひったくりに遭った際、左手の鞄を放さずバイクに十数メートル引きずられ、左腕が肩から上に挙がらなくなったのですが…」

筋肉のトラブルで代表的なのが肉離れ(挫傷)と打ち身(打撲)です。

肉離れと打ち身、この2つを簡単に分類すると、

  • 肉離れ 直接何かに当たってもいないのに筋肉を痛めたもの
  • 例えば
    「バレーボールをしていて、急にふくらはぎに痛みを感じて、普通に歩けなくなってしまったのですが…」
    ボールが直接ふくらはぎに当たって痛めたわけではない。
    「ひったくりに遭った際、左手の鞄を放さずバイクに十数メートル引きずられ、左腕が肩から上に挙がらなくなったのですが…
    左腕を直接たたかれて痛めたわけではない。
  • 打ち身 直接何かに当たって筋肉を痛めたもの
    例えば
    「階段で転んで、すねを強打して2週間経つけれど痛みが引かず、打ったところが凹んでいて、まわりがぽっこりふくらんだまま固まっている気がするのですが…」
    すねを直接階段でぶつけて痛めている。
    「3週間以上前にプールでウォーキング中に、平泳ぎしている人の足が左後ろ腰辺りに当たったのですが、今もヒリヒリとしたような痛みが引かないのですが…」
    腰を直接蹴られて痛めている。

となります。

肉離れの原因とは 〜 肉離れはこんな時によく起こります

筋肉の柔軟性が低下している時
ウォーミングアップをしないで急に全力を出した時などが該当します。
また、成長期の小・中学生は骨の成長度合いに比べ筋肉の成長度合いが遅く、柔軟性が成長期以前より低下するので、注意が必要です。
 
筋肉の疲労が蓄積、増大している時
体を動かした後はそれに応じたストレッチ、休息、食事により筋肉を回復させる必要があります。
寝不足が続いているのに無理に体を動かしている人、きちんと栄養をとらないダイエットをしながら体を動かしている人は注意が必要です。
 
筋肉が急激に大きな力に対抗しようとした時
「ひったくりに遭った際、左手の鞄を放さずバイクに十数メートル引きずられ、左腕が肩から上に挙がらなくなったのですが…」この場合がこれに該当します。
筋肉は縮むことで力を出します。筋肉にとって縮みながら力を出すのに比べて、伸ばされながら力を出すのは負担が大きくなります。
このひったくりに遭った方の場合、筋肉が伸ばされながら大きな力に対抗することになったため、筋肉のダメージは大きなものでした。
 
筋肉に小さな力でも長時間・繰り返し負担をかけた時
針金を何回も同じところで曲げていると折れてしまいます。一回の動作では何ともなくても、何回も同じ動作を繰り返すことで筋肉には大きな負担となります。
 
筋肉に不自然な姿勢を長時間していて負担をかけた時
同じ姿勢でじっとしていることは、特に筋肉が働いていないように思えますが、その姿勢を保つための筋肉だけがずっと働いている状態です。
不自然な姿勢を続けることは筋肉には大きな負担となります。

肉離れの程度と肉離れの症状 〜 肉離れはこのように分類されます


筋肉は電子顕微鏡で見ると、細い線維が束となり、

その束が更にまとまって筋肉を形作っています。この細い線維が筋線維と呼ばれるものです。

肉離れをはじめとする筋肉の損傷は、

筋線維のダメージ(断裂)の度合いで第1度、第2度、第3度に分類されます。

 
第1度 筋線維の断裂は認められない
特に力を入れたり、動かしたりするのに不都合はないものの、力を入れようとしたり、動かそうとした時に不快感や違和感を感じる箇所がある場合が第1度に該当します。
ちょっとスジが違ったという場合の状態に近いと思います。
 
第2度 筋線維の部分断裂がある
腫れていたり、押さえると痛みがあります。動かそうと思えば動かせなくはないけれど、場合によっては痛みのために動かせない場合が第2度に該当します。
一般に肉離れと言われるのはこの状態です。
 
第3度 筋線維が完全に断裂している
触るとボコッと凹んだり、強い痛みがあります。動かそうとしても動かせない場合が第3度に該当します。
第3度では、専門医にて手術適応となります。

肉離れがよく起こる箇所とチェック方法

肉離れは足の筋肉によく起こります。

知らず知らずのうちに柔軟性が低下していることが多いのでチェックしてみて下さい。

 
太ももの前面(大腿四頭筋)
<チェック方法>

うつ伏せになって片足ずつ行います。

膝を曲げてきて踵(かかと)がお尻にくっつけば大丈夫です。

この時、足首を手で持ってしても構いません。

踵とお尻の距離が握り拳が入る位、10cm以上あるようでしたら、注意が必要です。

 
太ももの後面(大腿二頭筋)

   <チェック方法>

腰の悪い方、膝の悪い方は無理に行わないで下さい。

あお向けになって片足ずつ行います。膝を曲げないようにして足を上げます。

この時、バスタオルを用意して、踵にバスタオルを引っかけて手で引っ張って足を上げても構いません。

足が直角近くまで、大体80度位まで上がっていれば大丈夫です。

足が60度まで上がらないようでしたら、注意が必要です。

 

 

 

ふくらはぎ(腓腹筋)

  <チェック方法>

椅子に座って片足ずつ行います。

椅子の高さは、足裏がきちんとついた状態で、膝の曲がりが直角程度になる高さが適当です。

浅く腰をかけ、膝の曲がりが直角の状態から、足裏が浮かないようにして足を後ろに引きます。

足をほとんど後ろに引けないようでしたら、注意が必要です。

肉離れの鍼灸治療症例と臨床経験

肉離れの鍼灸治療症例 肉離れ、【筋肉透穴針】取穴:阿是穴。

肉離れの鍼灸臨床経験 :当院の電気治療は、多くの疼痛性疾患の除痛を目的とした治療に応用され、スポーツ選手を中心に、低侵襲で安全かつ有効な治療として使用されています。


当針灸院(鍼灸院)では、多くの肉離れ患者の症状を回復させてきました。

今も多くの肉離れが通っていらっしゃいます。

肉離れ患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。

針灸治療の結果、多くの肉離れ患者は短期間で正常な生活を送ることができるようになりました。

肉離れには手術の必要な筋断裂以外、鍼灸治療では、効果が抜群で、

治りは早く、第一選択であるべきです。頑固な肉離れになっても、短期、早期回復が可能です。

スポーツで怪我などされたときはいち早く医療機関に問い合わせください!

大阪市東住吉区湯里1-14-4

06-6702-7004

 

土日祝日も診療、アスリート専門

針中野フィジカルケア鍼灸整骨院

 

トレーニングに最適な時間について

こんにちは!

今日はトレーニングをするうえで最適な時間帯について解説していきます。

技術練習やトレーニングに最適とされている時間帯は、1日のうちで最も体温が上がっている午前11時から午後5時ごろとされています。

食事時間との関係で考えると、食事直後では栄養吸収のために内臓に血液が集まるため、筋肉が働きにくく、逆に空腹のときは筋肉に蓄えられたエネルギーを消耗してしまいます。

食後2〜3時間が最も適した時間といえるでしょう。                               

朝食前の激しい練習や、夕食前まで練習を続けるというのはあまり効率的ではありません。                               

また技術練習とウエイトトレーニングを同じ日に行う場合は、さきに神経系の反応がよい状態で技術練習をおこないましょう。

その後にトレーニングを取り入れる方法が好ましいですが、筋肉が疲れきった状態でのおこなうことは逆に筋肉をいためることになりますので、必ずインターバルをとり、食事の面でもおにぎりやバナナなど軽めのエネルギー源を補給した上でおこなうようにしましょう。                                                                

技術練習などを多めにおこなった時には、筋肉や腱の一部を傷めています。練習の後に痛みを感じたり、熱感があったりした場合には、その部分が炎症を起こしていることを示しています。

このような場合はしっかりその部分に休養を与えることが必要です。

しっかりクールダウンをおこなうこと、そしてアイシングをおこなうことが大切です。        

またそのような状態のときにトレーニングなどで同じ筋肉を疲労させることは故障の原因にもなります。

回復すべき休養日にはしっかり筋肉を休ませることが必要です。

特に成長期の子供の骨は柔らかく、休養日なしで使いつづけると必ず故障を起こしてしまいます。        

ウォームアップ、トレーニング、プレー、クールダウン、などの時間や力の配分を考慮しながら、より長い選手生活を送れるようにしましょう。

トレーニングと筋断面積、片側と両側の筋力トレーニングの違い

こんにちは!

今日はトレーニングを行うことによる筋断面積の変化、片側と両側のトレーニングの違いについて解説します。

トレーニングを行い筋力アップを評価するもっとも大きい要因は筋肉の断面積であるといわれています。

トレーニングで筋肉が太くなるということは筋力が上がったということにつながり、それを評価する方法としては周径囲を計ります。

四肢の場合には                               

・常に同じ位置の周径囲を計ること

・皮下脂肪の厚さに変化がないこと                               

の条件をクリアすれば、筋力の指標(ただし屈筋と伸筋の両方を含みます)とすることが出来るでしょう。

 

【筋の周径囲】直径×(円周率≒3)

 

【筋の断面積】半径×半径×(円周率≒3)                               

 

たとえば上腕の周径囲が30pの人の直径は30÷3=10p、半径は5p、筋断面積は5×5×3=75p

の人が3ヶ月間トレーニングを行い、上腕の周径囲が33pになった場合、直径11p、半径5.5×5.5×3≒90p

筋断面積は約1.2倍=筋力は約1.2倍向上した、と評価することが出来るのです。                               

この筋断面積の評価は筋力トレーニングの指標としてだけではなく、ケガなどをしてリハビリを行う選手の健側(ケガをしていない方)と患側(ケガをした方)の比較、評価にも非常に有効です。

患側は健側に比べてどのくらいの筋力が回復しているかを周径囲で評価します。                               

およその目安として周径囲10%アップで筋力は約20%アップであるといえるでしょう。                                                                   

★片側か両側か                                                                

トレーニング種目には、        

・ダンベルなどを使い片側ずつ行うもの(ユニラテラル:一側性)

・バーベルなどを使い両方に同じ負荷をかけて行うもの(バイラテラル:両側性)       

があります。

トレーニングの初心者や筋力の少ない女子選手などにはバーベルを使ったトレーニングが左右同時に筋を強化できるので効果的であり、片側ずつ行うトレーニングはある程度トレーニング経験があり、筋力のある選手に向いているといわれています。        

片側ずつ行うトレーニングは筋力だけでなく、その負荷に対するバランス能力などの向上が期待でき、個別に筋力を強化することで選手の競技特異性によっては非常に有効的な場合があります。

またケガからの復帰に向けたトレーニングでは、トレーニング出来る側のみしっかり行うことも可能です。       

しかし片側ずつ行うトレーニングは反面、両側同時に動作を行うときの筋力があまり向上しないというデメリットがあります(両側性欠損:バイラテラルデフィシット)。

これらの長所、短所をよく考えながら、競技特異性とトレーニングを行う選手の状況にあわせながらトレーニングしていきます。

ご参考までに。

ウォーミングアップとクールダウンについて

こんにちは!

今日はスポーツを行ううえで、もっとも大切なウォーミングアップとクールダウンについて書いていきます。


メインのトレーニングや試合前に行う準備段階での運動のことをいいます。

ウォーミングアップが不十分だと持てる能力を発揮できなかったり、ケガの原因にもなります。

ウォーミングアップがなぜ必要なのでしょう。                                

1)体温を上昇させる運動をすることで体温や筋温(筋肉の温度)が上昇し、柔軟性がよくなります。

また関節のもつ可動域(関節の動く範囲)をその人のもつ最大限まで高めることができます。                                


2)適応性を高めるウォーミングアップをせずに高いレベルの運動をおこなうと、心肺機能や筋肉などに大きなストレスがかかってしまいます。

すぐに対応できないためケガの原因になりやすく、これを予防する効果があります。                                


3)心理的な準備ウォーミングアップをおこなうことで、アドレナリン量が多くなり中枢神経を刺激して、運動に対する心理的な準備が整います。                                


一般的な方法としては軽いジョギングや体操のあとにストレッチ、マッサージなどをおこない、その後競技にあった軽い運動をおこないます。体の温度が高まってから、ストレッチやマッサージをおこなうようにしましょう。                                

季節によってもウォーミングアップにかける時間や内容は変わります。

暑い夏ですと当然軽いものでも体温は上昇しますが、寒い冬は時間をかけて体を動かしていかないとなかなか温まらないのです。                                                                    


★クールダウン                               

ハードな運動によって筋肉内には疲労物質が多くたまっています。このままにしておくと筋肉が硬化し、過緊張状態になります。

少しでも回復を早めるためにクーリングダウンをおこなうことが必要となってきます。              


1)疲労回復の促進              

筋肉を動かすことによって血管が収縮し、筋肉内にたまった疲労物質をとりのぞくことができます(筋肉のポンプ作用)。         

2)柔軟性の回復              

筋肉が硬化する前にクーリングダウンをすることで、過緊張をとり、柔軟性低下によっておこるケガの予防になります。              


3)体調を整える              

疲労や柔軟性の回復を早めることで、その日の体調を整えることができ、慢性疲労の予防になります。

また回復することでより高いレベルのトレーニングや練習が可能となります。              

練習あとに軽いジョギング、体操、また特に使った筋肉に対しては入念なストレッチやマッサージが効果的です。              

ウォーミングアップにも言えることですが、競技特性や個人差によっていろいろな方法が考えられるので、より自分自身にあった「ウォーミングアップ」「クーリングダウン」を研究することが大切です。

参考にいろいろ試してみてください。

オーバートレーニングについて

こんにちは!

今日はスポーツ選手が陥りやすい、オーバートレーニングについて書いていきます。

運動やトレーニングを継続して行っているスポーツ選手の中には、スポーツなどによって生じた生理的な疲労が十分に回復しないまま、運動などを続けてしまい、慢性疲労状態におちいってしまうことがあります。

この状態をオーバートレーニング症候群と呼ぶことがあります。                               

トレーニングの負荷と休養、栄養のバランスが崩れている状態で、このことにより競技のパフォーマンスが低下するといわれています。                                                                                                                                                                          

トレーニング・栄養・休養のバランスは大切!                                                

オーバートレーニング症候群の特徴としては、疲れやすい、全身倦怠感、睡眠障害、食欲不振、体重減少、集中力の欠如などがみられます。また症状が進行するとうつ病に類似した兆候がみられることがあります。

これらの傾向がみられる場合にはトレーニング負荷などを軽減もしくは中止します。                               

このような状態におちいってしまう原因としては、                               

・能力以上の過大なトレーニング負荷

・急激なトレーニング負荷の増大

・過密な試合や練習スケジュール

・休養不足、睡眠不足

・栄養やエネルギー不足

・競技以外での日常生活における過剰なストレス

・風邪などの内科的疾患の回復時における不適切なトレーニング                              

 などが考えられます。                               

オーバートレーニング症候群は日頃のセルフチェックやトレーナーチェックで早期発見が可能です。特に起床時の心拍数が増大するといわれているため、体調管理のためにも起床時心拍数をチェックする習慣をつけるとよいでしょう。

その他には体重の減少、食欲低下、以前には楽にこなせた練習がきつく感じるなどの自覚症状を注意深くチェックしていくことが重要です。                               

重症度があがるにつれて、競技やトレーニングを中止する期間を長くしなければならず、復帰までに長時間を要することになります。

日頃から選手の体調管理に気を配り、トレーニング、休養、栄養のバランスを考慮したプログラムを提供することが必要ですね。  

参考にしてみて下さい。                            

当院へのアクセス

 

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